あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

2020-08-18から1日間の記事一覧

60年の時を隔てて考える『彼女に関する十二章』中島京子著

主人公は50代初めの主婦宇藤聖子。夫は小さな編集プロダクションを経営し、ペンネームで雑文業もしている。哲学を学ぶ一人息子の勉は、この4月から家を離れ、関西の大学院に進み、久々の夫婦二人暮らしの日々だ。 聖子は、夫に新たに来た仕事の関係から、60…