あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

2021-04-01から1日間の記事一覧

江戸市井に生きる女と男『芥火』乙川優三郎著

私の乙川作品は現代ものから始まったと言えるが、元々は時代小説で頭角を現した方である。その時代小説で、時代小説大賞・山本周五郎賞・直木賞を次々と獲得したあとの、2003年から2004年頃に「小説現代」に掲載された作品を集めた短編集だ。 身寄りのないか…