あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

2022-05-29から1日間の記事一覧

疎外と受容を思う『ガラスの海を渡る舟』寺地はるな著

コロナ禍中の2021年の序章から始まり、2011年の第1章から2021年の終章まで、10年間の兄妹の物語が、兄と妹交互の視点で語られる。 兄妹の父は他の女性のもとに去り、母親は料理の仕事で売れっ子になり不在がち。そんな中、二人はガラス工芸家の祖父の手で育…