一応まだ脱落せずに朝ドラを見ている。主人公のモデルである古関裕而さんの妻の金子さんが豊橋出身ということで、ちょっぴり三河弁の雰囲気に触れられるのも嬉しい。
特に今週は豊橋のほうにスポットが当たっている。週明け早々、子供時代のヒロインが父親と街でみたらし団子(これも結構豊橋名物。ちょっと焦げのある団子とあまじょっぱい醤油ダレが特徴的)を食べているシーンの背景には、「ちくわ」と染められたのれんが翻っていた。これはおそらく、数日前このブログで紹介したヤマサちくわさんがモデルだと思う。
あの時代にお母さんが普段から洋装しているくらいなので、ヒロイン一家は当時の豊橋では上流の家庭なのか三河弁はちと物足りなく思うが、本日登場した平田満さんは三河弁のネイティブなので、当然ながらみごとだった。
私自身は豊橋で生まれ育っていながら他の地で結婚や子育てをし、40年以上三河弁を話さず来た。子供たちとも標準語で話すし、もう標準語で話し考える自分が最も自分らしい気がして、最近なるべく三河弁を使おうと心掛けているのだが、なかなかなめらかに出ない。けれども、啄木の歌を引くまでもなく、方言にはやはり強い愛着を感じる。
今日の午前中は、民生委員の月に一度の例会だった。さまざまな行事や会議が中止・延期になるなか、これだけは変更なし。ただし、いつも使う狭い会議室ではなく、何十畳もある和室を使い、会議用座卓1本に2人ずつで6本も並べ、時間も短縮して行った。
この会場である校区市民館は小学校の敷地内にあり、窓から出校している子供たちが見えた。通常なら体育館で行うのであろう始業式の集まりを校庭でしていたのは良いけれど、せっかく広い校庭でしているのに、普段通りにびっしり詰めた並び方をしていた。せめて1メートルずつくらい間隔をあけて並ばせれば、今はやっている病気には、人と人がくっつくのが危険なのだなということが、身をもって学ぶことができたろうにと感じた。
豊橋市では新型コロナウイルスの感染者が3人になったが、いずれも市外・県外で感染したもので、豊橋市内で感染が拡大しているものではないとのことだ。
今回の騒ぎが落ち着いたら、もっと強制力のある緊急事態のための法制が必要だと言い出すだろうと思っていたら、それどころではなく、もう昨日の時点で口にしているそうだ。情報に振り回されず、恐怖に支配されず、一人ひとりがしっかり状況を見据え、権力に目を配っていなければならない。
1月の武漢の騒ぎを無視していたころからすべて計算ずくだった・・・とまでは考えたくないが、とにかくあの首相は自分の仲間や自分のしたいことにしか興味がなく、この国で生きるそれぞれの弱い立場の人間が目に入っていないことだけは、悲しいけれど確かなようだ。
ウイルス怖いから、手、あらいますぅ・・・。
4年前の安保法に反対する集会のチラシ、三河弁バージョン。
守らまい・・・・・・・・守りましょう
取り戻すぞん・・・・・・取り戻すよ
何やっとるだん・・・・・何をしているの
共闘せりん・・・・・・・共闘しなさい
集まらまい・・・・・・・集まりましょう