あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

やっとソーシャル・ディスタンシング

校区の老人会の役員打ち合わせで、近所のレストランに行った。わりとフロアの広い店なので、通常の四人掛けテーブルを二つくっつけて四人用の席にしてあった。だから隣席とは普段の二倍の距離だ。打ち合わせの内容もなるべく手短に済ませたが、やはりしばしコロナの話題になった。

 

生活に困る人への支援が遅いことや、発送の始まる「アベノマスク」の使えないことなどが話題になる。4人いたけれど、全員が政府の対策に不満だった。この場だけで言えば政権支持率0パーセントなのだが、世論の4割前後というのはどこの世界のことなのだろう。

 

そのあと今日も6のつく日で1割引きなので、いつものスーパーに買い物に行った。先日食パンの補充に行った日に、珍しくトイレットペーパーの棚がいっぱいになっていた。残り3ロールになってしまったし、1割引きの日を待っていたらまた無くなってしまうかも知れないと思いその日に購入したのだが、まだ今日も結構並んでいた。

 

緊急事態宣言が出ても買い物ができると分かったのか、前回の6の日に感じたような買いだめの印象はあまりなく、売り場の棚はマスクを除いてほぼ普段通りという感じだった。

 

反対に今日変わっていた点は、レジのところの床にテープが貼られ、「この位置でお待ちください」という表示がされていたことだ。1メートルずつくらい間隔があけられていた。でも、ネットで見たどこかの国のレジのような、レジ係り員と客との間の仕切りは設置されていない。近距離で不特定多数と接する係りの方は気の毒だ。

 

さくさくと科学的・論理的に対処が行われている外国の例を知るにつけ、この国の政治の迷走ぶりが悲しくなる。注目するべきは、今回の危機では、優れたトップを持つ地方行政のほうが国の施策より優っていることだ。Twitterでコロナ後に地方分権が進むだろうという意見を目にしたが、今回多くの人が、むしろ国が障害になっていることを実感したことと思う。

 

私たちは、集めた税金を自分たちのポケットマネーと思い込むような人たちに、あまりにも大金を預け過ぎたようだ。

 

 

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ソーシャルディスタンシング・・・。