あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

明るい気持ちになるドラマ『いいね!光源氏くん』

4月は通常新しいドラマのスタートの月だが、今年は新型コロナウイルスのためにほとんどの作品が始まらず、旧作の再放送などがされている。このまま開始を秋まで延期という話も聞こえてきたりする。

 

そんな中、NHKのよるドラ『いいね!光源氏くん』は4月4日にスタートした。おそらくもう撮影は終了していて、全8回が順調に放送されるものと思われる。これも、面白いドラマによくあるコミックが原作の作品だ。

 

平安貴族である光源氏千葉雄大)が、なぜか現代の若い女性(伊藤沙莉)の部屋にタイムスリップしてくるという奇想天外なストーリー。ときどき、同じ日本語とはいえ、それ通じるの?と思うこともないではないが、そこはそれ漫画が原作なのだし、かたいことは言わないで楽しむべし、である。

 

服は現代のものを着るのに人前での烏帽子(外出時はニット帽もかぶる)は絶対譲れないとか、歩くときは腰を下げ両の拳を腿におきすり足とか、感動すると和歌を詠んでしまうとか、笑いどころ満載。彼の時代が違うゆえのズレに、沙莉ちゃん演じる沙織(姓は藤原!)が入れるつっこみの間合いも絶妙。

 

第4話からはとうとう頭中将(桐山漣)までタイムスリップしてきてしまい、混乱はさらに深まる・・・。

 

だんだん光くんに惹かれてきてしまっている沙織を演じる沙莉ちゃんが、とても可愛らしくて、相手はこの時代の人ではないのだから、どうしたってハッピーエンドはなさそうなことが気になるが、毎回楽しい気持ちにしてくれる。

 

 

今日は憲法記念日。昨日「憲法集会で首相が改憲や緊急事態条項について話す」というニュースが流れたため、昨夜からTwitterには「安倍はやめろ」や「改憲反対」のハッシュタグをつけたツイートが非常に多く、いいねやリツイートを押すのに忙しかった。自ら混迷を深めたこの危機に乗じて改憲を持ち出すか!という、多くの人の怒りや危機感をひしひしと感じた。

 

常人の神経では、これまでの自分の無策ぶりを思えば、恥ずかしくて到底こんなことを持ち出せるはずはない。ご当人やバリバリの日本会議の面々は仕方ないとしても、不思議なのはその他の自民党の議員先生方だ。皆がみな、以前の某大臣のようにキーボードにも触ったことない、ネット使えないというわけでなく、諸外国のコロナ対応のニュースなども目にしているだろうに、あのトップではあまりに情けないとは思わないのだろうか。多くは元は普通の人だったのだろうと思うのに、政治の世界に浸かっていると、恥だの沽券だのというものは失くしてしまうのだろうか・・・。

 

 

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昨日と「源氏」つながりだけど、随分雰囲気は違う・・・。