あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

池畔でパンと読書を楽しむ

爽やかな五月らしい日。近頃は「寒い」から一気に「暑い」に移ってしまい、「寒くない」「暑くない」という過ごしやすい季節があまりない。このところやっと寒くなくなったが、すでに「暑い」に行ってしまっている感がなくもない。

 

まあ、それでもとにかく、陽気に誘われて今日は外で昼食にした。目指すは、時々紹介している、松根油の松林のある緑地公園。そのすぐそばにアンプレシオンという美味しいパン屋さんがあるので、そこの自販機でパン(前日のパンだと思うが、店の前の自販機で1個100円で買える)を買って、公園で食べることにする。飲み物は熱いコーヒーがいいので、家から持って行く。

 

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こんな景色を眺めながら、

 

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おかずパンは明太子とコーンのパン、甘い系は紅茶を練りこんだ生地に、表面に白いアイシングのかかったもの。どちらも美味しく、またコーヒーも家で飲むよりひと味美味しく感じた。

 

そうしてしばらく水のない池のほとりに腰を下ろし、樹陰で本を読む。今度読んでいるのは、バブル崩壊直後に大ベストセラーとなり、書名が時代の言葉という感じにもなった中野孝次の『清貧の思想』だ。

 

1992年9月初刷りで、私の持っている本は翌年の3月のもの、たった半年後だが、38刷りである。へそ曲がりな私は話題の本はあまり読まないのだけれど、もともと清貧という考え方が大好きなので買わずにはいられなかったものらしい。草の上に腰を下ろして読むのには、とても似つかわしい本のように感じた。

 

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アンプレシオンさん(お店のホームページから)

 

「松根油の松」をご存じないかたは

yonnbaba.hatenablog.com