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いまこのタイミングで『CHANGE』

私の地域では、フジテレビのかつての月9ドラマ『CHANGE』の再放送が一昨日から始まった。12年前に見て、こんなふうに一所懸命国のために働いてくれる政治家や総理大臣だったらどんなにいいだろうと記憶に残ったドラマで、先日どなたかのブログのコメント欄で、このドラマの話をしたところだった。

 

あらすじは、政権与党の代議士である朝倉誠が、後継ぎである長男とともに海外の飛行機事故で突然死んでしまう。補選の相手は野党第一党の大物。家族を立てての弔い合戦をしない限り勝ち目はない。やむなく、政治の世界が嫌いで長野県で小学校教員をしている次男啓太(木村拓哉)に白羽の矢が立てられ、中央から党幹部神林(寺尾聰)の秘書(深津絵里)が送り込まれる。

 

政治は嫌いだとかたくなに拒否していた啓太だが、身体の弱い母親を出馬させると言われ仕方なく引き受けることになる。僅差で勝利し国会議員になると、思いがけない展開から神林の策略で総裁選に立候補することになり・・・といったところだ。

 

昨日放送の第3回は、総裁候補の啓太が街頭演説するシーンがあった。「国会王子」とマスコミにもてはやされ注目を集めたため、集まった大群衆を前にためらいながらも啓太は話し始める。だんだん熱がこもって放った言葉がいい。

 

いままで自分は、国会議員とは選挙によって選ばれた国民の代表で、その頂点に立つ総理大臣は国民の中で一番偉い人だと思っていた(吉本のなんとかいう芸人さんと同じレベルだ)。でも、今は違う。

 

今は、国会議員とは国民のみなさんのために奉仕することを約束したうえで、選挙で選んでもらった人。そして総理大臣は、誰よりも国民のみなさんのために働く義務と責任を背負った人だと思う。

 

選挙の時だけ頭を下げて、当選したとたん特権階級のようにふるまう人間は、本当の政治家ではありません!

誰にでも分かるような言葉でしゃべることのできない人間は、本当の政治家ではありません!

国民の幸せよりも自分の利益を優先する人間は、本当の政治家ではありません!

そして何より、国民が何に怒り、何を望み、何を信じたいかが分からないような人間は本当の総理大臣ではありません!

 

そしてこのあと彼は約束する。

皆さんと同じ目で政治の問題点を見つけ出し、それを正します。

皆さんと同じ耳で、弱者と言われる人たちのどんな小さな声も真剣に聞きます。

皆さんと同じ足で、問題の起きている現場にためらうことなく駆けつけます。

皆さんと同じ手で、自分も汗まみれになって働き、この国の進むべき道を指し示します!

 

この主人公が言っている条件に照らしたら、国会議事堂の中はソーシャルディスタンスどころではないほど、スカスカになってしまうことだろう。もちろん国民が何に怒っているかさえ分からないあの方は、「本当の総理大臣ではありません!」。

 

理想、きれいごとにすぎない?政治は金がかかるもの、そんな青臭いことを言っていてはできない?そんな分かった風なことを言うやからをぶっ飛ばし、このドラマの主人公朝倉啓太のような人物を国会に送りたいものだ。

 

近頃は、ドラマに大物政治家や高級官僚・警察幹部が出てくれば、ほぼ間違いなくラスボスとして位置づけられているが、現実のそうした人達が、フィクション以上に私たちの想像を超える悪事を働いているため、ドラマまで勘弁してくれという気分になる。

 

せめてフィクションの世界くらい、これくらい理想に燃えた青臭い正義漢が活躍してもいいんじゃない?と思う。そして、このドラマのキムタクは、みごとに「ヤンキー兄ちゃん」の雰囲気を封印して、いいのだ。(たばこは吸って欲しくなかったけど)

 

 

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あんたたちが、そういう人を押し上げるんだニャッ!