SNS界隈をにぎわせていた、高須克弥氏と河村たかし名古屋市長が音頭を取る、愛知県知事のリコール運動。その署名集めの受任者登録のはがきが届いた。
訴えている内容も、主導しているお二方も下品だが、このはがきの気持ちの悪さも相当なものだ。そもそも運動のタイトルの「やろまい」でゾワゾワと鳥肌が立つ。私は方言を愛しているし、できればどこの方言も、なるべく形を崩さないように残したいものだと思う者だけれども、こういうところにわざとらしく使う方言は悪趣味だと思う。服装にTPOがあるように、言葉にもそれがある。
文中に使われている「とんでもにゃあ」はもっと嫌だし(三河弁にはこの言い方はないので、押しつけがましく感じる。昔テレビCMで南利明が言った「ハヤシもあるでよぅ」の名古屋弁には愛嬌を感じたが)「応援してちょう」なんて、リアル世界で河村氏が言って来たら、張り倒してしまいそうだ(できないけど。気分!)。
「日本を普通に愛する皆さん」の「普通に」も非常に不快だ。
こんなはがきに63円切手を貼って投函する人が、どれだけいるだろう。これが安倍首相のリコールで、かつこんな気持ち悪い文面でなかったら、63円が630円だろうと、6,300円だろうと投函する。必ず辞めるということであれば、63,000円でもいい。630,000円となると、即辞任でもちょっと考えさせてもらうが。
この人たちが、資金や知名度を利用してこのような趣味の活動を自由に行えるのも、言論や表現の自由が憲法によって守られているからであり、それを尊重する大村知事の判断は間違っていない。
こんなはがきが家の中に存在することすら不快なので、用済みとなった今、ただちに廃棄します。