まだ始まっていないものもあるが、かなりの秋ドラマがスタートした。全て見ているわけではないけれど、今のところ、特に楽しみに思えるものがない。
久しぶりに岡田将生さんが見られると喜んだのだが、初回で脱落してしまった。岡田さんと言えば、２年前のNHK『昭和元禄落語心中』が忘れられないけれど、テレビ東京の力の抜けた深夜ドラマ『不便な便利屋』のようなとぼけた演技もうまい俳優さんだ。どんな層を狙ったのか知らないが、今回のNHKの使い方はもったいないように思える。岡田さんに限らず、出演している俳優さんたちが気の毒にすら感じてしまう。
コミック原作らしいとんでもない設定の物語、テレビ東京の『３０まで童貞だと魔法使いになれるらしい』は、とにかく町田啓太さんの清潔な笑顔が、全てを許してしまうくらい魅力的だ。『きのう何食べた？』と同じように、爽やか路線で最後まで行ってくれたら･･･と願う。
注目された『半沢直樹』のあとの枠は、人気作家東野圭吾さん原作の『危険なビーナス』、大金持ちの遺産相続のドロドロのお話らしく嫌な予感がしていたが、やはり私の苦手な悪意の錯綜で、早々にこれも退散した。東野さんならもっと良い物語がたくさんあるのにと思うが、制作側はこうした話が数字が取れると考えるのだろうか。
読書は昼間に限っていたが、この秋は夜にも本を読むことになるかもしれない。それとも消去せずに残している好きな旧作やDVDを楽しもうか･･･。
ネコの動画でも見とけば～？ byドリーム
