あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

リユースは日本にも広がるか?

今朝のニュースで、アメリカのスタートアップ企業が始めた、新しいリユースの仕組みが注目されていることを報じていた。ステンレス製のお洒落な容器に入った食品や日用品は、使い終わると容器が回収され、洗浄してまた再利用されるのだそうだ。

 

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このスタートアップ企業は来春から日本でもサービスを開始するそうで、CEOは、日本には「もったいない」という文化があり、自分たちの事業ととてもよく合うので、来年始まる日本での事業がとても楽しみだと言っている。

 

このところすっかり世界的に有名になった「もったいない」だけれど、ちゃんと現代の日本人の生活にも根付いた文化であることが証明されるよう祈りたい。すでに味の素がこのサービスを使う予定であることが紹介されていた。

 

特別割高になることがなければ利用したいと思うけれど、多くの人が使ってくれないと難しい。今までの例でみると、再生紙のトイレットペーパーのほうがパルプ使用の製品より割高だったり、詰め替えの台所洗剤のほうが、安売りの本体入りの製品より高かったりということが珍しくなかった。まあ、いくぶん高いくらいのことは、環境のために我慢する必要もあるのかも知れないけれど、それではやはり主流になるのは難しい。

 

フランスやドイツでは量り売りも随分増えていると聞く。環境に対する認識の違いだろうか。究極のゼロエミッション社会だった江戸の先人を倣って、現代の日本人も量り売りまでいかないまでも、まずはリユース容器の文化を定着させたいものだと思う。

 

 

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