あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

大女優のパワーを楽しむ『ザ・プロム』

昨夜はネットフリックスで映画『ザ・プロム』を楽しむ。レズビアンの高校生が、ただ好きな相手とプロムに行きたいだけなのに、保守的な考えのPTAの妨害にあってプロムは中止になってしまう。悲しむ彼女のTwitterをたまたま見つけた落ち目のハリウッドスターたちが、自分たちの起死回生のため、彼女を応援しようと乗り込んでいく・・・という物語。

 

ミュージカルはどうしてもこうなってしまいがちなのか、物語は展開が読めてしまうようなありがちなものになっている。でも、分かってはいても、それなりに感動はしてしまったけれど・・・。

 

そうして、物語は掘り下げ不足で平板でも、とにかく70歳を超えるメリル・ストリープが全編歌って踊りまくる、そのパワーに圧倒される。主役の女子高校生よりも、また、同じハリウッドの女優を演じるニコール・キッドマンよりも誰よりも、最高齢の彼女が一番歌い踊っているのだ。もしかしたら、これはメリル・ストリープが主役の映画なのかもしれない。

 

それにしても、人気が落ち目になったとき、何かリベラルな活動をして挽回しようと考えるのがアメリカなのだなと改めて感心させられた。日本なら、おそらく売名行為などと言われ、いっそう叩かれてしまいそうだ。エンタメに対する、全く歯に衣着せぬ厳しい批評が存在し、ビッグネームを社会のために活かしてこそ本物だと評価する大衆がいるのは羨ましい。

 

 

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陽が入らず寒い玄関に置いてみたストームグラス。白魔女さんの推理通り、やっぱりモクモク。このあとリビングに戻したら、真ん中のちょっと上あたりまで減少。