暖房した部屋から出るのが嫌で、ウオーキングもずっと家の中でしていた。食パンが切れていたのだけれど、非常用として冷凍してあるもので食いつないでいた(なんという怠惰!)。それもいよいよ底をついたので、雨も上がったことだしと、観念して夕方から買い物に出た。
いつもなら食パンだけのつもりで、ついついおやつの甘いものまで買ってしまうのだが、今日は3時のおやつにしっかりと食べてしまったバームクーヘンが効いていて、何を見てもいっこうに食指が動かない。お腹いっぱいの時に買い物に行くべしというのは、けだし良策だと実感。
夕食は通常主食抜きなのだけれど、今日はこうしたわけで、ついお寿司を見て「お寿司なら食欲がわく!」と思ってしまった。ちょうど小ぶりのお寿司が割引にもなっていたので、渡りに船と買ってしまった。
帰り道、雨の上がった空には夕焼けが広がり始めていた。賀状の投函と見守り当番、それに校区の老人会のミーティングもあったから、全く外に出ていなかったわけではないが、なんだかこうして道路を歩きながら空を眺めるのは、随分と久しぶりのような気がした。寒さの中、目的だけを目指してスタスタ歩き、用事が済めばまたまっしぐらに戻っていたのだろうか。
毎日が無事に過ぎることに感謝するのはもちろんだけれど、何でもない毎日をもっと味わって暮らすはずだった。二週間の入院生活のあと、しみじみ考えたはずなのに、2年ちょっとでもう忘れかけている。寒いからと縮こまっていてはいけない!
買い物に良い効果を与えた、いただきもののバームクーヘン。地元の人気のケーキ屋さんのもの。四分の一を食べました。食べすぎ?