あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

コロナが迫る

とうとうごく身近なところまでコロナが迫ってきた。

 

スタンディングなどでよく一緒に活動している仲間の母上(90代)が利用しているデイサービス施設で、利用者と職員に陽性者が出たのだそうだ。それで母上も濃厚接触者の連絡があったとのこと。

 

その後熱が38.1度あったので保健所に連絡すると、PCRは夜間でできないということで唾液での検査を受けることになったのだけれど、高齢者のことゆえうまく唾液が出ず検査はできなかったのだそうだ。

 

それで、症状のないデイサービス利用者全員が検査を受ける今度の水曜日に、一緒に検査を受けることになったと言う。90代で38度を超える熱があるというのに、4日も5日も待たせるなんて!

 

そして、この知人は、当然家族もみんな濃厚接触者になるのだろうと思っていたら、母上が検査の結果陽性になって初めて、その家族も濃厚接触者というくくりになるのだそうだ。このご家庭は近所に住む娘さんたちの子供(赤ちゃんから中学生まで全部で7人)も預かったりしているので、常時10人以上が出入りする。

 

何日もたって母上の結果が出てもし陽性だったなら、それまでに相当拡散してしまうのではないか。なぜもっと迅速に関係した周辺にまで検査をしないのか、これでは広がるわけだという知人の話だ。そして家庭内での感染防止は、思った以上に大変で難しいと知人は言っている。

 

 

ダイアモンドプリンセス号での感染発覚の時から、この国はきっとこの調子で、すべて希望的観測のもとにことを進めてきたのだろう。濃厚接触した人はおそらく感染していない。症状の出ていない人は感染していない・・・。

 

なんと言っても、仮定の話はできない政府ですからね。

 

知人の話では豊橋市の保健所のPCR検査能力は1日64件とやらで、あとは一般の医療機関頼みだそうだ。そして今週水曜日の、くだんの検査を受けるデイサービス利用者は70人とのこと。この日コロナの疑いのある人が出ても、保健所は対応不可?

 

先々週あたりから、この知人は新しい豊橋市長に、ユニチカの裁判で得たお金を利用するなどして、PCR検査の拡充を市に訴えようと仲間に呼びかけていた矢先だった。そして母上のデイサービス利用も、コロナを心配して悩みながらも、デイに行くことで刺激が増え、認知症の進行を防ぐうえでプラスだろうと、苦渋の決断をしたばかりだった。

 

一人暮らしの私は自分さえ気を付けていればリスクは少ないけれど、家族が多ければ、それだけ出かける用事も多くなり、いつの間にかウイルスを持ち込むことにもなろう。私にできることは、せめて医療の負担にならないよう、病気やけがに注意して暮らすことくらいしかない。

 

 

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コロナ予防にお水をいっぱい飲みましょう!  ドリームや、それ、私の水だけどね。