あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

ピンチはチャンスなのかも・・・

昼食の支度で台所に立っていると、チャイムが鳴った。鍋の火を止め(IHなので厳密には火ではないが)手を拭きながら玄関に出てみると、生協の宅配の営業だった。戸別に玄関先までお届けしますのでと、チラシを渡して帰られた。

 

新婚の相模原時代や、婚家を出て息子たちと3人の暮らしになったときなどに生協を利用した。今は自分一人なので、栄養バランスは考えるが、食品の安全まであまりこだわってはいない。もう長らく生協利用など考えていなかったが、もらったチラシの「食材キット」というものに気をひかれた。

 

一人だといろいろな野菜を買うと使いきれないので、どうしても種類が少なくなりがちだ。そして献立も制約を受ける。けれどもこの食材キットを使えば、必要な野菜が必要なだけ揃っていて、料理にも変化が付けられて無駄も出さずに済む。作るものを強制されてしまうところが少々難だけれど、検討してみてもいいかなと思う。

 

それにしても、コロナ禍であまり人と話したくないときにセールスとは・・・と少々意外に感じたのだけれど、考えてみれば、こんな時だからこそ在宅率が高いと踏んでの営業かもしれない。また、買い物に行くリスクが減らせると、こうしたサービスの利用を考える人もいるだろう。

 

そういえば、今朝のニュースのコーナーでも、このコロナ禍を逆手に取った営業のアドバイスをして、目覚ましい成果を出しているコンサルタント企業を紹介していた。和菓子店には皮と餡をセットにした「手作りどら焼き」を提案し、これが巣ごもり需要と合致してヒット。スーパー銭湯には広い休憩室を一人用に仕切りをしてビジネス需要を掘り起こし、疲れればそばのスペースでマッサージチェアが利用できるのも好評とか。

 

最近「GINZA SIX大量閉店」というニュースを見た。華々しく開店してからまだ3年ほどか。2018年の国会前の抗議集会に上京した折り、お上りさんの私が話のタネにと訪れたスポットだ。

 

yonnbaba.hatenablog.com

 

このGINZA SIXに限らず、東京が崩壊し始めているなどという報道さえ目にする。安易にインバウンドマネーをあてにした業種は痛い目を見ている(もちろん、もう文化とも言えるような良心的な名店も閉店したりしているが)のだろうが、今朝のニュースのコンサルタント企業のように、知恵を絞れば、ピンチをチャンスに変えることもできるかもしれない。

 

当分政治に期待はできそうになく、オリンピック・パラリンピックは強硬開催しても中止になっても、どっちにしても景気にプラス効果はとてもなさそうだ。この無政府状態後進国で暮らす私たちは、弱い者同士励ましあい、助け合って、このコロナ禍を生き抜いていくしかない。

 

友人と顔を合わせておしゃべりすることもできず、ひたすら家にこもって気は滅入るばかりだけれど、なんとか明るいニュースを見つけ、少しでも気持ちを励ますようにしようと思う。

 

 

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こういう時の定番。アタシのボケで笑ってね。

自分の抜け毛で作ったヘアボールを乗っけてみました!   byドリーム