知人の母上は、つてを頼って昨日民間の医療施設でPCR検査をしてもらった結果陽性で、知人家族も全員濃厚接触者ということになり、「いずれ」検査を受けることになるようです。市の指示通りに水曜日の検査まで手をこまねいていたら、家族内での感染やさらにその先まで、感染はどこまで広がったことでしょう。
今のところ入院もできず家庭内隔離ですが、ご本人には認知症があり、なかなか大変なようです。テレビで家庭内隔離で感染を防いだご家族の体験談を見ましたが、感染者が自覚のある大人でも、食事や洗濯物のやり取り、風呂やトイレを時間差で使用し、しかもいちいち必要箇所には消毒作業もしなければならないなど、とても大変そうでした。
普段から、高齢者からお孫さんまで大家族の世話をする知人の奥様はオーバーワーク気味だったのに、ますます負担が増えて、体調を崩さなければよいがと案じられます。いま、日本中にこうして個人的にウイルスと戦っているご家庭がたくさんあるのでしょうね。
補正予算のGoTo事業用の１兆円などとっとと組み替えて、コロナ関係の費用に充てて、少しでも感染を収束させる対策や、ご苦労している方たちのために使ってほしいものです。
世間ではオリンピックは無理だろうという意見が大勢となっているからでしょうか、ここで中止にすれば二度と日本では開催できないと脅すような発言をしている人がいるようですが、その記事に多くの人が「それで結構」とコメントしていました。私もそう思います。オリンピックやあまりに商業主義が過ぎるスポーツ業界をずっと見せつけられてきて、プロアマ問わず、すっかりスポーツ全般に興味を失ってしまいました。
コロナによって仕事を失った人はもちろん、業務が一層忙しくなっている人も、感染した人も、感染した家族を抱える人も･･･、世界中でたくさんの人が悩み、苦しみ、疲れています。営業しているお店には、「黙食」や「黙〇〇」で協力したほうがいいのでしょうか。それともひたすらステイホームでじっとこもっているのがいいのでしょうか。
非常に感染度の高い「トラベル」や「イート」を奨励するような頓珍漢な指示をしていないで、どうか政府は科学に基づく適切な掛け声をかけてほしいものです。
アタシたちはいつでも、食べるときはひたすら食べるニャ！
