あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

1割引きの感謝デーと時間の感じ方の考察

今日は6の付く日で、私の利用するスーパーの1割引きの感謝デーで、まとめ買いに出かけた。6の付く日だから月に3回やってくるわけだが、これが実に速く感じる。間に10日もあるとはとても思えない速さでめぐってくる。

 

子供の時の1年は長い。それが中学校に入ったあたりから時の過ぎ方が速く感じられるようになり、二十歳を過ぎるともう年々加速度がついていく感じだ。

 

これは小学校くらいまでは、1年のうち強く意識する日は誕生日とクリスマスとお正月くらいなのに対して、中学校からは中間テストとか期末テストというものが始まり、だんだん時を細かく刻むようになるためではないかと私は思っている。

 

退職するまでの11年間総務・経理職だったが、この仕事は支払日とか入金日、給与の振込手続きの期限だとか、1か月が細かく区切られる。1年はボーナスや決算・年末調整など、やはりたくさんの節目があり、それらに追われるうちに1か月・1年が過ぎるのがとても速く感じられた。

 

ところが人間というのは面白いもので、給与を支払う仕事の1か月は非常に早くめぐってくる気がするのに、それを受け取る社員としての給料日は、なかなかやってこないように感じるのだから勝手なものだ。

 

仕事をやめて毎日が日曜日、365連休の生活になり、これからは時間の進み方もゆっくり感じるようになるのではないかと思ったのだけれど、前述したように、10日ごとのまとめ買いの日を意識するためか、期待したほどゆっくりとは感じない。お正月など、子供の頃の3倍くらいの速さでめぐってくる気がする。

 

母の年齢まで生きるとすると、あとまだ30年近くもあると気が遠くなる思いだが、案外この調子だとあっという間なのかもしれない。何事もなせそうもないが、なんとか心穏やかに、ほんのちょっとでも人のために動ける日々を長くしたいものだと思う。

 

 

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猫のように、存在そのものが癒し、のように生きられたらいいのだけど・・・。