あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

寄る年波にトホホ

先日草取り中にオットットと転がったとき、どうやら左足のすねをそばにあった植木鉢のふちにぶつけたらしい。いともたやすくバランスを崩して転んでしまったことがショックで、その時にはまるで気づかなかったし、さして強く打ったわけでもないと思うが、結構な傷ができ色も変わっている。

 

年をとるとこういうことが増える。ぶつけた自覚がないのに、いつの間にか青やら紫のあざができているのを見つけるのだ。そして、治るのに時間がかかる。ときには完全に消えることなく、あとが残ってしまうことさえ発生する。かくして、悲しいことに高齢者の肌は醜くなっていくのだ。若いころ不思議だったことがわが身に起きる・・・。

 

まあ、こうして老人が衰えていくことで、若い人たちが一層輝くのだから良しとしよう。高齢者は後ろに下がって、引き立て役に回るのがよい。誰もが、自分の人生劇場においては死ぬまで主役ではあるのだけれど。

 

あの方やこの方のように、いつまでも老醜をさらして主要な役で出続け、失言を繰り返しているのは情けない。それにしても、大人になって使わないことは学ばなくてもよいという発想の、なんと貧しく卑しいことか。

 

 

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