あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

世の中は変わっていく

歯科の定期検診とクリーニングを受けた。17年前、開業して間もないこのクリニックで検査した時の歯周ポケットの深さは「1」がほとんどで、ほんの2、3か所2と3があるだけだった。

 

今は大半が2で、1,2か所3と4がある。もう1は無理でも、せめてなんとか2だけにしたいと思って、毎日夜の歯磨きは特に念入りにしているのだが、毎回希望は打ち砕かれる。今回もやっぱり3と4が入ってしまった。3や4を失くしたいと思っているのだけれどと言うと、歯科衛生士さんは、出血などもなく歯茎の状態は良いし、3ミリは普通だから大丈夫ですよと仰った。うーん、それでも12年前のデータまでは1が主流だったのに・・・と悔しい。

 

ところでその検診時のデータだが、前回まではA4の用紙にカラープリントされたものを渡されていたのだけれど、今回からできればLINEでデータを送る方法にしたいとのことで、クリニックのQRコードを読み取って登録すると、その場でスマホにデータが届いた。この方式の普及が全国の歯科に進めば、AmazonASKULのコピー用紙やインクカートリッジの売り上げは減少することだろう。

 

次の検診の案内も、今までは葉書が送られてきたが、こういうご時勢でもあり、荷物と同様になるべく郵便なども受け取りたくないという方もいるので、葉書の案内はやめ、次回の予約をして帰るシステムにしたいとの説明があった。予約日が近づいたらショートメールの案内が届くそうだ。

 

これも、確かに郵便物を受け取りたくない患者さんもいるだろうが、クリニック側の手間と経費の削減策でもあろう。家の中に紙のたぐいを持ち込みたくない人も増えてはいるだろうが、まだまだ紙の資料に執着の強い人もいる。コロナ禍はそうした抵抗を振り切る、良い口実になっているかも知れない。

 

コロナをきっかけに、世の中のいろいろなシステムも変化し、切りたくても切れなかった付き合いなどの整理は進み、感染症の嵐のあとに、本当に大切な「もの」や「ひと」が残るのかもしれない。

 

でも、一番一新したいものは政治だ。私たちにはその選択権がある。大切にしたい!

 

 

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芸能人じゃなくても、歯はいのち!ニャ・・・。(AERAdot.のサイトより)