あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

7月を振り返る

7月、7冊の本を読んだのだけれど、残念ながらブログで紹介したのは2冊にとどまった。途中離脱してしまったのは1冊だけで、あとはそこそこ楽しい時間を過ごせたのだが、人にお薦めするほどではないかと判断した。むちゃくちゃな世情に疲れ、あまり暗い気分にならないようなものをと選んだ結果か・・・。

 

本は借りて読む、増やさない、ということを心掛けているが、ときどきどうしても手元に置きたいと思ってしまう本が現れる。

 

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今回はこの本。

 

大好きな中原淳一さんの仕事をまとめた『美しく生きる』という雑誌を眺めていて見つけた。もう何度も見ている雑誌だけれど、中原氏の手がけた雑誌や本は膨大な量だし、復刻版が出版されていて入手できるとも思っていなくて気づかなかった。

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この雑誌は中原氏が亡くなった後の1999年に出版された。私のものは、2004年初版第11刷り。中原氏が編集・出版された『女の部屋』も持っていたのだけれど、残念ながら何度もの転居のうちになくしてしまったらしい。姉から譲り受けたたくさんの『それいゆ』や『ジュニアそれいゆ』もずっと持っていればよかったと後悔しきり。

 

『七つの蕾』は「ひまわりらいぶらり」の一冊で、昭和24年6月に再版という形で出ている。著者は松田 瓊子(けいこ)さん。野村胡堂の娘さんだそうだ。病気のため23歳で亡くなっているのだが、その方が19歳で書いた最初の作品。出版に当たって、村岡花子さんが「なつかしき再会」という文章を寄せている。

 

判型を大きくし、中のページ全てに中原氏の飾罫を入れたこの復刻版は昭和60年に出版され、その後平成11年、17年と版を重ねている。たくさんの人々に愛されているようだ。昭和初期のしとやかな少女たちの物語を、これから少しずつ大切に読んでいきたい。

 

7月は耳の不調のひと月だった。そろそろ薬が終わる。受診せず、これでおしまいにしようと思う。あとはだるころさんに教わった耳つぼマッサージを続けようと思う。

 

そういえば、7月の体温は、35度台前半は2日だけだった。不調な部分がないということはもう望めない年齢になってしまったらしいが、なんとか努力でカバーできることはしながら、痛みや不調ともうまく付き合っていくようにしなければ。そうしたなかに、小さな喜びや幸せを見つける日々を過ごしていこう。