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文句なしに犬が可愛い映画『ジューン&コピ』

ネットフリックスで視聴。初めてのインドネシア映画だ。

 

国際協力コスモス会や日本語教室で何人ものインドネシア人と交流してきたが、この映画の中心となる若夫婦は、インドネシアでどの程度の生活レベルなのだろうというのが気になった。登場する家が、日本の感覚で見るとかなり裕福な家庭という印象を受けたのだ。もし中流の上くらいの設定なら、やはりもう日本は相当後れを取ってしまったということだろう。

 

そんなことはともかくとして映画だ。ストーリーには甘い点はあるものの、主人公のジューンを演じる犬がとにかく可愛いので、もうそんなことは許してしまう。そして脇役の先住犬コピを演じる犬が、これまた大杉漣松重豊かというようないぶし銀のバイプレーヤーぶりだ。

 

白い犬は野良で、日々子供たちに追い回されながら暮らしていた。ある日優しい若い女性に出会い、断られても離れがたくてつきまとい、とうとう家に連れ帰ってもらう。家には先住のコピという犬がいて、夫はしつけもできていない野良犬など飼う気はさらさらない。

 

妻のアヤは、家の中に入れないという夫の条件を飲んで、白い犬にジューンという名前をつけて一緒に暮らし始める。ある日アヤのおなかに向かってジューンが吠え、妊娠に気付く。子供たちに追い回されたジューンは子供がトラウマになっているのだ。

 

出産を終え、病院から帰ったアヤの腕の中の赤ちゃんに吠えるジューン。夫は不安になるが、アヤの努力もあってやがて娘のカリンとジューンは大の仲良しになる。

 

夫の提案で一家は山の別荘で休暇を過ごすことになり、ジューンとコピは留守番をさせることにし、叔母に預けて出かけていくのだが、これが大事件につながっていく・・・。

 

この後の展開はお約束通りといったところが多いけれども、分かっていてもハラハラドキドキ、ジューンとコピのシリアスな演技やコミカルな演技が楽しませてくれる。ジューン役の犬は複数で演じているなと分かるが、犬に負担をかけないための工夫かと、かえって安心して見ることができた。

 

エンドロールもしっかり見ないと、洒落たサービスを見逃してしまう。たくさんの登場した犬たちは、すべて保護犬だということだ。責任もってペットを飼ってほしいという気持ちが伝わってくる、動物への愛があふれた作品だった。

 

 

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白い犬がジューン、黒いほうがコピ。