あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

想像される教育現場の疲弊

今日も児童たちの下校時刻は昼前。昨日と違って雨が降っているので、長袖や帽子はいらないが、傘をささねばならなかった。

 

ひと集団が通り過ぎ、しばらく子供たちの姿が途絶えたが、若い男の先生が通られ、「分散で下校させているので、しばらくすると次の集団が来ます。もうしばらくよろしくお願いします」と言って行かれた。その言葉通り、少しすると次の集団が来て、またしばらくしてから最後の集団が通り、付き添っていた先生が「これで終わりです」と言ってくださり、見守りを終了した。

 

昼食の片づけをしていると電話が鳴り、小学校の教頭先生からだった。来週月曜日に予定されている見守りの定例会議を中止することと、朝の登校も分散で登校させているので、いつもより長く、パラパラと子供たちが通ることになりますとの連絡だった。

 

何度目かの緊急事態宣言ではあるが、やはり今回は今までとは違って子供の感染が多くなっているので、学校現場もさぞかしピリピリしていることだろうと思う。今になれば、昨年の全国一斉休校は何だったのだろうと思う。大人にとっては長い人生の中のほんの1年、2年に過ぎないが、子供たちにとってはどの学年も一度きりのことだ。

 

友達とおしゃべりせずに給食を食べることにしろ、今回の分散の登下校にしろ、今までと違うことを子供たちに徹底させるのは、エネルギーのいることと思う。必要に応じて、校内の消毒などという作業も発生するだろう。そのための新しい人手が増えるなどということもないだろうから、ただでさえ忙しい先生方は、ますます雑事に忙殺されていることだろう。

 

夏休み明けは、子供たちの心の状態にもとりわけ注意が必要な時でもある。先生方も、心身ともに健やかに日々の仕事に臨めるようであってほしいと思う。

 

 

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ソーシャルディスタンスを保つ猫ちゃんたち

(ねとらぼ生物部さんのサイトより)