あとは野となれ山となれ

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砂鉄さんの鋭い言語感覚

Eテレの「100分de名著」、ル・ボンによる『群衆心理』の第4回「群衆心理の暴走は止められるか」を見た。

 

1848年のフランス2月革命で群衆が宮殿になだれ込んだが、その際に宝石や宝飾品が盗まれることがなかったのだそうだ。このように、時として群衆は思いがけない徳性を表すこともある。

 

そのことについて、解説者の武田砂鉄さんは、権力者が個人を管理・監視をすると人々の徳性が発揮されにくく、このコロナ禍で一段とその管理が強まっていると感じていると話す。そして、武田さんは「人流」という言葉が気になっていて、この言葉に慣れたくないと思っていると言われた。

 

小池都知事が使用したのを初めて聞いた時から、私もなんとなくこの「人流」という言葉に引っかかっていたのだけれど、そうか、「人」流と言いながら、その「人」には生きている人間の温かさが感じられず、人を人としてとらえていないからなのだと気づいた。武田さん、ほわっとした感じに見えるが鋭い。

 

トイレで「いつもきれいに使ってくださってありがとう」という貼り紙を見るが、このように、多くの人が良きことをしている状況であれば、群衆はそれを維持しようとすると言う。なるほど、国を率いる人たちが、国家予算をピンハネしようとしたり、業者の接待を受けたことが発覚してからその金を払い「事後的な割り勘」などと屁理屈をつけているようでは、群衆が徳性を発揮することは難しいだろう。

 

自民党の総裁が決まったようだ。今のところその人が国のトップになるわけだが、はてさてどんな範を垂れてくれるのか・・・。

 

 

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皮革とビーズでできたブレスレット。服装が秋めいてきて急に出番が増えた。もっぱら夏の間は、30本ほどあるカラフルなプラスチックや金属のリングのものから、その日の服装に合うものを数個選んでつけていた。長袖になればほとんどブレスレットは出番がなくなるので、半袖や七分袖の今の季節が最後だ。