ゴールデンウイーク明けの5月8日に教室をして、そのあと愛知県も緊急事態宣言適用となり、挨拶もできないまま夏休みを挟んで9月末まで5か月間の休みとなった日本語教室。今日は久々の教室日で、懐かしい面々と再会した。
どうしてましたかと問うても、通常の夏休み明けと違って遠出できたわけもない。自然ワクチンは済みましたかという話題になっており、ペルーの方お一人がまだ予約が取れないとのことだったが、あとは全員接種を終えていた。
休みに入る前、妊娠中で勉強に来ていたバングラデシュの方が、無事に出産を終えられたと、担当していたスタッフから報告があった。初めての出産であり、しかも言葉も文化も違う他国でのこと、心細いこともあっただろうが、母子ともに元気とのことで本当に良かった。あらためて5か月という時の流れを痛感する。
「馬に乗ったことがありますか?」という例文のところで、今日参加のペルーのお二人は乗馬経験者ということから話が脱線し、ポニーだのラバだのに広がった。その話の中で、オスの馬とメスのロバの間に生まれるのはケッティといい、メスの馬とオスのロバの間に生まれるのがラバであるということを知った。
地理や文化の背景の違う人と話すことで、視野や話題が広がる楽しさがある。テキストに沿って学びながらも、ちょっと外れる雑談の中に多くの学びがあったりする。現在はスタッフの方が圧倒的に多く学習者が少ないので、学ぶプレッシャーが過度にならないように気をつけ、楽しみながら力をつけていってもらえたらと思う。
今年度、まだ正味1か月ほどしか教室が開催できていない。どうかこのまま3月の年度末まで、平穏に教室が開けますようにと祈る思いだ。
昨年12月の教室風景