あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

いよいよ夏じまい?と新しい野党へ

9月は拍子抜けするほど残暑がなく、そのわりには10月に入ってもなかなか秋が深まる気配もなく、完全に夏服を片づけることもできずにいた。

 

それが、昨日からのこの冷え込みだ。急いで居間のソファカバーやクッションカバーを秋冬用に交換した。ソファカバーは面積が大きいので、部屋の雰囲気が一気に変わる。

 

さすがに夏服もしまうことができそうだ。衣類の入れ替えをしなくていいくらいの量にしたいのだけれど、まだまだその日は来そうにない。

 

 

衆議院選挙が公示された。結局愛知15区は野党の調整はつかなかったようだ。前回は私も市民の活動に加わって統一候補擁立を目指し、もう一息のところまで行ったのだが、土壇場で小池都知事に攪乱され成立しなかった。

 

結果、私の選挙区は野党候補2人で自民候補以上の票を集めたので、今回野党統一候補が立てられれば勝てるかもしれないと期待したけれど、またしてもならず。小異を捨てて大同団結は、なかなかに難しい。

 

Twitterに、「与党は利権のために簡単にまとまるが、野党は理念でまとまろうとするから難しい」というようなつぶやきがあったが、実に言い得て妙だ。

 

週刊プレイボーイモーリー・ロバートソンさんが言っている「日本の野党が生まれ変わるために必要なこと」というのが的を射ているように思う。

news.yahoo.co.jp

 

リンクはじきに切れると思うので、主要部分をまとめておく。

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野党がこれほどしぼんでいる最大要因は、自民党がボロを出すのを待ち、それを追及することが最大の仕事になっているからだ。

 

そしてまずは何よりも「言葉」を変えて、憲法や綱領を聖典のように位置づけて難しい言葉を使うのではなく、"永田町用語"や"霞が関文学"でもなく、誰もが理解できる言葉で情報発信をする。政治の会話をストリートレベルにまで落とし込み、若者がそれぞれのイシューを語りだすような社会との対話ができれば、自民党が真剣に向き合ってこなかった新たな支持層とつながれるかもしれない。

 

同時に発信の仕方も、オールドメディアからスマホへシフトしている若い生活者に寄り添ったものにすべきで、この点は自民党に後れを取っている。

 

これまでとはまったく異なる世界観、新自由主義を超える豊かさの分配を提唱することにより注力し、汗を流すべきだ。

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まさに同感!という気分で読んだ。タイトルの「左派野党」という言葉だけはちょっと疑問を感じる(もう右とか左という分け方は古いように思う)が、全く新しい価値観や望ましい未来社会について、平易な言葉で語ってほしいというのは、ずっと私の願っていることだ。

 

今回はまず与野党伯仲までこぎつけ、市民も一緒に、政権交代できる野党を育てていく必要がある。政治家も市民も、40代以下くらいの若い人を中心に、高齢世代は後ろに控えて、助言を求められたら口を出すくらいでいい。

 

「#わたしも投票します」の素敵な動画を、多くの若い世代の人たちに見てもらいたいと思う。まずは投票行動。投票するためには情報にアクセスし、考えなければならない。

 

 

 

かつて「政治なんてどうせ誰がやっても同じ」と白けて見せることが格好いいかのような文化を作ってきたのは私たち世代なのだから、政治に関心を持ち、ちゃんと投票に行くことがスマートなのだという文化を作り、残すことが、私たち世代の役目だと強く思う。

 

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