あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

元気チャージのできた朝

一人暮らしなので洗濯機を回すのも週にせいぜい2度くらいで、朝食後ものんびりパソコンに向かっていることが多い。今朝はその数少ない洗濯機を回している日だったのだが、友人から電話が入り、用事で近くまで来ているので訪ねてもいいかとのこと。もう、もちろん、洗濯機を回していようが皿を回していようが、断然ウェルカムだ。

 

この友人とは昨年の3月、もう一人を含んだ3人で、かねてからの約束通り我が家で昼食をはさんで一日たっぷり会話を楽しんだ。コロナの感染が徐々に増えて来ていてどうしようかと迷ったが、一か月以上前から決めて楽しみにしていたしと、思い切って集まったのだった。それから間もなくあの初めての緊急事態宣言になったので、本当にきわどかった。

 

それから丸1年半以上。このところ沈静化してきたので会いたいとは思うけれど、まだまだ不要不急のことで集まろうというのもはばかられ、せめて・・・と先週この時の友人2人に葉書を書いた。彼女の方は手紙が苦手で、メールしようかと思ったけれど、ちょうどこちらに来る用事ができたので、顔を見ていくことにしたとのことだった。

 

ほんの1時間ちょっとだったと思うが、夢中でしゃべった。特に選挙のことを話そうと思ったわけではないが、彼女の方もこの世相が非常に心にかかっていたようで、どちらからともなく、話題は世の中の事、特に政治の話に集中した。

 

中学生時代の初恋の人と結婚し、相手の家業を夫婦で継いで、今も現役で商売をしている友人は、やはり消費税を簡単に上げ下げすることに批判的で、軽減税率さえ無くして、計算しやすい10パーセントで行ってほしいよねと意気投合した。バラマキ合戦の選挙で、とても信頼できる党はないと嘆く。

 

コロナ禍でなくても、そんなにしょっちゅう会って話すわけでもない私たちだが、何から何までみごとに意見が一致したのは、やはり十代の若いころから価値観が非常に合っていた相手だからだろうか。問題は何一つ解決できたわけではないが、少し溜飲が下がり、気持ちがさっぱりした。友と会って話すことのできるありがたさを痛感した。

 

 

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半世紀前の友人と私。清里にて。