あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

消えゆく雑貨屋さん

先日、市民館へと歩いている時、途中のお洒落なテナントビルの一部が目の端に引っかかった。あら?時々のぞかせてもらう雑貨屋さんの窓がガランとしている。思わず後戻りしてビルのアプローチに踏み込む。やっぱり!雑貨屋さんはすべての商品が引き上げられ、空っぽになっていた。店じまいしてしまったのだ!

 

車がなくては暮らせない私の街では、たいてい買い物は郊外の大型店に行ってしまうため、駅前の中心商業地でさえ、雑貨屋さんやブティックなど、お洒落なお店はどんどん廃業してしまった。まして私の住んでいるところは住宅地だ。この雑貨屋さんはよほど力のある経営者がやっているのか、よく続くものだと感心していた。

 

行くたびに何かしら買っていた私も、だんだんものを少なく暮らしたいと思うようになるにつれ、2度に1回、3度に1回と、買うことが少なっていた。まあ、私が買わなくなったところで痛くもかゆくもないだろうが、きっと去年からのコロナの影響もないことはないだろう。なにしろ、私が豊橋に戻ってきた時にはすでにあり、それから30年近く営業を続けていたのだから。

 

駅ビルなどに新しくできたお店はあるものの、これでもう、私が時々のぞくのを楽しみにしていた元からの雑貨屋さんはすべてなくなってしまった。なんだか寂しい。

 

 

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物は増やしたくないけど、雑貨屋さんを見るのは楽しい!