なんだか大方のものが金まみれのような気がして、どうもスポーツには興味が持てなくなってしまったのだけれど、今朝テレビをつけると、新庄日ハム新監督が映っていた。
真っ赤なトレーニングウエアにサングラス姿で、白い車の屋根の上に立って選手を指導している。午後には「お色直し」して、全身黒づくめで登場していた。選手時代に負けない派手なパフォーマンスぶりだ。
さすが新庄さんだと感心してしまった。これから新監督行くところ、マスコミがぞろぞろと付いて歩くことになりそうだ。それを追っかけるファンも集まることだろう。マスコミやファンが集まれば、いやでも選手の頑張る気持ちも高まろうというもの。
この新庄監督のエンタメ性やサービス精神、強力な発信力を、立憲民主党や共産党などの野党共闘の方々には見習ってもらいたいものだ。人は正しさやイデオロギーだけではついては来ない。野党を応援する市民の活動についても言えると思う。
野党はなかなかマスコミに報じてもらえないと嘆くのではなく、どうしたら扱いたくなるかという工夫や戦略が必要だ。真面目で誠実であることは美徳であるけれど、選挙は勝たなければならないし、選挙に勝たない限り政権は取れず、どんな良い政策も実現は難しい。
衆議院選挙のあと、期待した投票率の向上もあまり見られず、自民党へのお灸もすえられず、もろもろ反省したり今後を考えたりするほどに気持ちは落ち込んでいたが、この新庄さんの明るい笑顔を見て、ハッとした。
そうだまずは明るく、自分自身も楽しむ気持ちで活動していこう。民主主義がちゃんと機能するのにはまだまだ相当長い年月がかかる。自分が生きているうちに結果が見られることなどないのかもしれない。そんな気の遠くなるようなことをするのだから、明るく楽しく取り組まなくては!
日刊スポーツさんの記事より