あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

姉の4年ぶりの墓参

2017年に大病をして体力に自信を無くした姉は、両親や弟たち(私には兄たち)の墓参を気にしながらも、なかなか豊橋まで来ることができずにいた。そうしているうちに昨年からのコロナ騒ぎになってしまった。

 

このところ関東でもこちらでもすっかりコロナは落ち着いているし、まごまごしているとそのうちオミクロン株で動けなくなるかもしれないからと、ついに重い腰を上げて昨日やってきた。

 

前回姉が来た時のエントリー

yonnbaba.hatenablog.com

 

本来ならばまっすぐ霊園に向かう所だけれど、豊橋に停車する「ひかり」は2時間に1本しかないため、到着はちょうど昼時になってしまう。両親たちには勘弁願って、先に駅ビル内のホテルで食事にする。

 

レストランを予約したかったが、日曜日のランチは好みではないブッフェのみなので、ロビーラウンジのステーキ御膳にした。1日限定10食なので予約の効かないラウンジとあって心配だったが、大丈夫だった。

 

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彩りも美しいステーキ御膳。

 

北里大学病院に入院中の姉を見舞ったのが2017年の11月。

 

姉の見舞いに上京した時のエントリー

yonnbaba.hatenablog.com

 

そしてなかなかこちらに来る勇気の出ない姉に代わって、何も知らせず私が会いに出かけたのが2019年の6月だったので、姉と会うのは2年半ぶりだ。ランチを食べながら話が弾む。姉も私も幸いなことに、自分たちの家族などにさして悩みも問題もないのだけれど、どうしても話は、いらないところを儲けさせて、本当に苦しんでいる人を助けてくれない政治への不満になってしまい、久々なのに楽しいだけの話にはならなかった。

 

サプライズの姉宅訪問のこと:

yonnbaba.hatenablog.com

 

今回は病気のあとの初めての遠出とあって、「トライアル」と称して慎重な予定で来た姉。私の家に来ると落ち着いてしまい、しゃべり過ぎて予定のひかりに乗り遅れたりしてもいけない(おしゃべりで粗忽な姉妹ゆえ、経験済み)からと、墓参のあとは再び駅の近くに戻って、新幹線の時刻まで、街中に今はすっかり少なくなってしまった、本格的なコーヒーの楽しめる喫茶店で過ごした。

 

私より11歳上の姉は、大病をした上に80歳を過ぎ、やっぱり80過ぎると大変・・・と言いながらも、まだ自宅での刺繍教室を続けている。それで、私も気楽な一人暮らしなのだから、泊ってゆっくりしていってもいいのだが、そうもしていられないらしい。

 

古い生徒さんばかりで、針に糸を通すのも思うに任せない高齢の生徒さんも少なくないようだけれど、針が持てなくなっても、おしゃべりの場として来たいと言ってもらっているようで、姉にとっても良い刺激と張り合いになっていることだろう。

 

この季節の短い日とともに、あっという間に久々の姉妹の時間は終わった。コロナさえ落ち着けば、次はまた東京見物がてら私が出かけたい。