あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

スタンディング同窓会アンコール

今月初めのスタンディング同窓会には、参加したいが都合がつかないという方もいて、”言い出しっぺ”が再び声掛けをして、2度目の集まりを持った。私も前回は冒頭ほんのちょっとしかいられなかったし、会場も家から歩いて行けるところでもあったので今回も参加した。今日は男性6名女性4名の10名の参加だった。

 

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やはり選挙については今更どうなるものでもなく、皆ある程度結果は自明のものととらえている様子だった。途中からは地元の話題になり、いったん潰したはずのアリーナ建設が再び動き出していることへの抗議で盛り上がってしまった。これはいずれ適任者に先頭に立ってもらい止める活動をすることにして、また国政の話に戻る。

 

目の前に迫った参院選はどうしようもないにしても、そのあと始まるであろう(自民案による)改憲や緊急事態条項の危なさを、いかに若い世代に伝えるかという問題は、全員危機感は感じているものの、なかなか名案は浮かばない。「相手の心に届く言葉の大切さ」ということについては、かなりの人が理解はしているようなのだけれど・・・。まあ、これがスイスイと浮かぶようなら一流コピーライターになれただろう。

 

「美しい日本の再建と誇りある国づくり」を目指す人たちは、着々と戦略や戦術を練って進めてきたのに対し、迎え撃つ側は自らの立脚するところの正しさを主張するばかりで、あまりに無策だった。かつての悲惨な敗戦の経験者やその経験者たちに囲まれて育った世代によって、かろうじて戦線が守られていたにすぎない。

 

あちら側に押し切られてしまうのか。踏みとどまるのか。今年の後半には、はたしてどんな動きが展開するのだろう。そして、先の戦争の折り、報酬や弾薬はおろか、食料さえもないのに命を懸けて戦う日本兵に戦慄したアメリカは、再びそうした国民を生み出そうとしているこの団体をどう思っているのだろうか。

 

 

2016年、スタンディングの仲間で初めて取り組んだ「Peace展」。みんなで作った100枚のキルトのタペストリーの前で。