あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

フェイクニュースとトヨタの株価

話題になっている「トヨタ社長のワクチンは遅効性の毒」というフェイクニュースが、昨日私の所属するグループLINEにもアップされた。

 

そのLINEは、私は見るだけであまり発信はしていないものでもあるし、一読して眉唾と思える内容だったため私は放っておいたが、思った通り、ネットではすぐにフェイクニュースである旨の指摘が次々にあがっている。

 

それでもそのニュースをアップした人は、その後も、「言った人こそ豊田社長ではないかもしれないが、ワクチンについての情報は間違っていない」と主張している。以前から結構熱心にワクチン反対を言っている人だったけれど、ここまで思い込みが強かったのかと改めて驚くとともに、つくづく人は自分の信じる情報しか取り入れようとしないものだと痛感し、他山の石としなければとも思う。

 

ところで、このフェイクニュースを見て、はてトヨタの株価は本当に影響を受けているのだろうかとチェックすると、2000円台になっていて驚いた。と言うのも、私が2005年に初めて買った株がトヨタで、当時勤めていた会社の社長が「トヨタという世界的な企業が地元にあって、しかもその会社の株が3000円台(その頃3800円あたりだった)で買えるなんてラッキーだよ」と言ったのがきっかけだったからだ。

 

調べると、昨年トヨタは株を5分割していた。儲ける経験もした方がいいというアドバイスに従ってその後いったん利益確定で売り、2008年(リーマンショック後)に再度購入した時の株価は2880円だった。そのまま持っていたら4倍近かったということか。もう車は電気に移るだろうと2014年に売ってしまい、現在は持っていないけれど。

 

少し話がそれてしまったが、このフェイクニュースの影響かどうか、確かに8月2日に2200円台だった株価が2150円台まで落ちている。現代の怖ろしいところは、事実であれフェイクであれ、現実に株価は大きな影響を受けるということだ。体力のある企業ならまだしも、死活問題になってしまうような企業もあるだろう。

 

さて、今後この話題になったトヨタはどう対処するのだろう。今回のように分かり易ければよいが、私もうっかりフェイクであることに気付かずリツイートしてしまうことがあるので、よりいっそう拡散には慎重になろうと思う。

 

 

猫はアナログ一択ですから~!  (ねこちゃんホンポさんのサイトより)