昨日あたりから、ちょっとだけ気持ちが上向いている。なぜかと言えば、「#もうNHKに金払いたくない」というハッシュタグがTwitterでトレンドとなり、それに慌てたNHKが、旧統一教会に関する報道を遅ればせながら始めたからだ。
私は、安保法制に揺れた2015年、国会前に十万単位(報道によれば20万人だったとも)の人々が集まったことをNHKが無視した頃からのベテランの受信料不払い者なので、現在のように全くの政府広報と化したNHKに、まだ大半の人がおとなしく受診料を払っているらしいことが不思議でならなかった。
それでとうとうしびれを切らして、3日ほど前から、「まずは自動引き落としの支払い方法を変更したいと電話してみましょう。旧統一教会の問題を報道してという一言を添えて」とtweetを始めた。
同時に「NHKニュース」と「NHK総合」両アカウントのフォロワーとなって、メッセージを送った。ホームページのメールフォームで何度申し入れをしても手応えがないので、Twitterアカウントの「中の人」になら、もう少し伝わるんじゃないかと期待したのだ。
その頃から「もうNHKに金払いたくない」というハッシュタグが目に付き始め、どんどん多くなっていった。私の作ったタグではなかったけれど、なんであれ、同じ思いが大きくなっていくのは嬉しかった。
そして、とうとう相手も無視することができなくなったのだ!
NHKは、どうせアリバイ作り程度の報道だろうという声も依然として多い。けれども、「どうせ」という言葉の後にあまり望ましいことは続かないので、ここはやはりしっかり監視しつつも、応援しなければと思う。
インターネットの、SNSの、ない時代だったら今回のことはどうなっていただろう。NHKに抗議の電話をしようが、朝日新聞や毎日新聞に投稿しようが、相手に握りつぶされればそれで終わりだった。SNSがあることで、一人ひとりは弱い存在でも、小さな声でも、集まって強く大きなものにすることができた。
まだまだスタートラインに立てたところ。次は国葬の撤回を果たし、目指すはこの国を根っこから腐らせている政治を変えることだ。今回ちょっとだけまとまって中くらいのスイミーになれた私たち、マグロの脅威を超えて、大海を自由に泳ぐところまで行けるだろうか。
国葬撤回を求めるネット署名: