あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

決まった時間に決まった場所へ

友人に頼まれて赤旗日曜版を半年間購読している。今月はその最後の月だ。申し訳ないけれど、続けて購読したいとまでは思わなかったので終了させてもらう。

 

さて、昨日の赤旗日曜版に作家小川洋子さんのインタビュー記事があり、その中に「決まった時間に決まった場所に行かなくてはというだけで、ものすごくプレッシャー」という小川さんの言葉を見つけ、私は「そうだ、この感じなんだ!」と膝を打つ思いだった。

 

手帳に何か予定を書き込むと、まだ遠い先の予定であってもそれが意識の底に引っかかり、近づくにつれて、初めてのところであればインターネットなどで調べて場所を確認したり、公共交通機関を使わなければならない場合は、所要時間を考えて家を出るおよその時間を考えたりする。

 

一連のこうしたことが、出不精の私には結構なプレッシャーなのだ。これは何も、市外とか県外とかといった大それた話ではなく、近隣のごく些細な予定でも多少プレッシャーが小さくなるだけで、基本は同じ。国外など考えるだに恐ろしい。もう少しかろやかに、「出かける」という行為ができるようになりたいと思う。

 

好きでよく見ているNHKの『ふるカフェ系ハルさんの休日』で以前紹介された、山梨県の宿泊もできる築300年という古民家カフェなど、いつか行ってみたい!と思ったけれど、そうして夢想しているくらいが、私には楽しいのかも知れない。いざ本当に行くとなったら、このプレッシャーに一か月とか何週間とか耐え、しかもいざ出かければ、たぶん、眠るのに苦労する・・・。

 

2017年あたりはまだ多少、小さな旅に出かけているのだが、どうも夜よく寝られないことも知って(若い頃にはなかった)、ますます出不精をこじらせてしまったようだ。まあ、特段出かけたいという欲求もないので、大好きな我が家で、のんびりまったりを楽しむことにする。

 

 

おうちでまったり・・・以上のシアワセがある?!  by生後一か月のドリーム