絹は濡れた状態では非常に弱いと習ったのは、小学校の家庭科だったか、それとも中学校であったか・・・。そのうえ30年以上もたっているのだからと、洗濯のたびに気を付けていたはずなのに、やってしまった。
昨年か一昨年亡くなった山本寛斎さんデザインの薄い絹のシャツブラウス。自分で選んだものではないが、色は大好きな生成りだし、シンプルなシャツブラウスなので、出番は少ないものの未だに現役で、先日ベージュのパンツに合わせて久しぶりに着用した。
それを洗濯し、干していた時だ。私はアイロンかけが好きではないため、なるべくその必要がないよう丁寧に干すのだが、くだんのシャツをハンガーにかけ、身ごろを優し目にパンとした時に、ピッだかサッだかと嫌な音と嫌な手応えが・・・。「あ、やってしまった!」。
恐るおそる見てみると、やはり右身ごろの裾の部分が、脇の縫い目に沿って3,4センチ裂けていた。
ああ、こんなことならシワなど気にするのではなかった。シワならアイロンで直すことができたのに・・・と悔やんでみても、あとの後悔先に立たずである。
ま、十分楽しんだのだから、感謝して引退いただくことにしようか。
どう、素敵でしょ?! (猫画像どっと猫ブログさんのサイトより)