真夜中の3時、ではなく、惨事。
夜中に目覚めた。なんだか左足のふくらはぎあたりが濡れている感覚。?・・・! 時々頭をよぎっていた不安が現実になったようだ。湯たんぽの水漏れ、いやお湯漏れ。キャップの締め方が甘かったのだろうか。
対処するのは起きてからということにして、とりあえず布団から湯たんぽを出してベッドわきに立て、濡れた部分をよけてそのまま寝ることに。やはりしばらくは気になるのと、湯たんぽのぬくもりがないので寝付けなかったけれど、やがて眠った。
起きてからが一仕事。毛布や掛布団はほとんど問題ないようだが、シーツとベッドパッドをはがして洗濯機へ。マットレスまで少し湿っているが、これは洗うわけにいかないので、除湿器を回して乾燥させることにする。
使い始めの頃には、お湯漏れを気にしてキャップを閉める時に注意していたが、ずっと何事もないので少しばかり油断があったのかも知れない。今後十分気を付けるようにしよう。
現代は大物も難なく洗ってくれる洗濯機があるし、洗ったり干したりが大変なマットレスも除湿器を回すことでじきに乾くが、こうした便利な家電品がなかった時代は、今回のような湯たんぽのお湯漏れなんてことがあれば一大事だっただろう。
しかも布団の側生地も中身の綿も、たいていは乾きにくい木綿だ。電気あんかや電気毛布など、手軽で便利な電気製品が発売されれば、飛びついて買ったことだろう。長くその便利さの中で暮らしてくると、大変ながらも、かえってこのレトロな不便さが愛おしいような気さえする(もちろん、現役で働いていたらこんなことは言ってられない)。
まあ、だからと言って、薪のかまどでご飯を炊こうとか、たらいで洗濯しようとかまでは思わないけれど・・・。
以前紹介した母の実家には、昔こんなかんじのかまどがあった。
(画像はウィキペディアから)