あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

7年前のエネルギー

昨夜一か月ぶりくらいに”言い出しっぺ”から電話があって、長いおしゃべりをした。住民投票条例の請求署名が目標を大きく上回る結果となった後、議会への揺さぶり作戦についてLINEをしておいたのだけれど、今回は私事で忙しく、あまり協力ができそうにないとのことだった。

 

私は、年末だしまた不要物を処分しようかと考えて、そう言えば、前にスタンディングのハロウィン企画の時にアマゾンで買った魔女のマントや帽子も、2016年の参院選時に、投票を呼び掛ける愛知キャラバンを行った時に用意したスーパーマンのTシャツもまだあるんだ、これらをまた使うことがあるのだろうかって考えたところだという話をした。

 

あの頃は、次から次へといろんなことを考えて実行したよねとしばし昔話。サンタクロースの格好をして電車に乗ったのなんか楽しかったよね、と”言い出しっぺ”が言う。そうそう、全身白の服装にサングラスで、フラッシュモブの真似事もしたし・・・と私が続く。

 

今はあの頃のエネルギーはない。当時はまだ、頑張れば政治を変えられるんじゃないかという希望を持っていた。けれども、その後も政治のひどさも有権者の無関心ぶりも変わらず、いやむしろ、どんな不都合な事実が出てこようと、平然としていれば何ら責任を追及されることもないと学習した政府の横暴ぶりはエスカレートするばかりで、無力さを感じることの連続だった。

 

これではいけないと思いつつも、この5~6年の時間の重みを感じるばかりだ。ずっと自分の強さが嫌いだったが、もうこのところ私の心はすっかり、「癒し(なんだか甘えを感じて少々抵抗のあった言葉)」ばかり求めている。ドラマでも本でも、心が温まるもの、ほっこりするものを好む。

 

今すぐの効果ではなく、30年後、50年後の未来のために、新しい年は少し気合いを入れ直して、スタンディングを始めとする市民活動に向き合いたい。

 

 

2015年12月の渥美線内にて。