あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

雪やコンコン

ぼたん雪が降っている。これで、外のベゴニアは完膚なきまでに弱ってしまうことだろう。何年か前に、友人が遊びに来るときに手土産として持って来てくれた、彼女の庭のベゴニアの子孫だ。今までにもちょっとした雪にあったり、凍ったりしたことがあったが、なんとか内側の方が耐えてくれて、何度も復活してくれたもの。さて、今回はどうだろう。

 

冬の太平洋側は、晴れて乾燥・・・というのが定説だったけれど、今年の冬はどんよりした日が多いような気がする。3つの良いこと(できたこと・楽しかったこと・感謝すること)を記録しているノートを見てみても、「どんより」という言葉がたびたび出てくる(別に天気は記録していないのだが、私はお天気に気分を左右されやすいため、無意識のうちに言及している)。

 

郵便物を取りに出たときには、ぼたん雪が激しく降っていたが、2時になろうとする今はみぞれ、と言うより、もうほとんど雨のようになっている。小学校の子供たちは、教室の窓の外をうらめしく見ているかもしれない。

 

子供の頃、文章を読むのも書くのも好きだったらしく、小学校入学前から絵日記帳を与えられよく日記を書いていた。入学後は夏休みや冬休みしか書かなくなってしまったように思うが、そんな中に、珍しく雪の積もった日の喜びを綴った一日があって、ぼたん雪が降りしきる画面の中央に、手袋をした両手を広げて嬉しそうにしている自分を描いた絵を、今も鮮明に覚えている。

 

子供の頃は、雪が降るのは当地では珍しいので大喜びだったし、氷が張る寒い朝も雨の日も、あまり気にならなかったようだ。大人になってからは、そんな日は出来るだけ出かけたくないと思ってしまうけれど。

 

好奇心を失わないのが脳の若さを保つ大切な要素らしいのだが、近頃自分の興味の幅が狭まってきたのをたびたび実感する。子供の頃のあのみずみずしい好奇心や、ささいなことを面白がったり喜んだりする気持ちを取り戻したいものだと思う。

 

 

この子も若いんだろうな。 (ねこちゃんホンポさんのサイトより)