拝読しているブログのれーこ(id:taijose412ouen)さんが、このところ91歳のお母様の介護に奮闘していらして、もうだいぶ遠い日になった自分の介護の日々を思い出す。
兄とのいざこざから母が興奮して失踪事件を起こし、もうあの人とは暮らしたくないと言って私の所に来たのが母85歳の時。それから5年ほどを私とともに暮らし、現在の365連休状態と違ってまだ働かねばならなかった私は、一日中一人でお留守番の母が不安になり、グループホームのお世話になることになった。だから、ちょうどうちの母も90歳くらいだった。
今のように私が家にいられたら、母はまだまだ施設の世話にならずに家で暮らせたのだけれど、親の介護をする年ごろは子の方もたいていは現役なのだから致し方ない。私はわりと早く母親になったので、あと20年ほどして私が母の年齢になる頃、私の長男はもう退職している年齢になるが、その頃には60代の後半ではまだ働くのが当たり前の時代になっているかもしれない。
なんにしても、できることなら、このまま気楽な一人暮らしで最後まで行きたいものだと思う。在宅医療やヘルパーさんの助けを借りて、住み慣れた自宅で暮らし続けられたら・・・と願うが、今の政治が続けば今後も社会保障財源は削られるばかりだろうから、望みは薄そうだ。