あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

活かしてくださる方のいる幸せ

先日、不用品をお宝エイドという手段を使って活かすことを書いた。その時に、残った着物はジモティーで引き取ってくれる方を探すと書いた。

hikikomoriobaba.hatenadiary.com

 

これをお読みくださったえむこさん(id:emukobb)から、早速非表示のコメントをいただいた。ここ何年かは着物や帯のリメイクにはまっていて、そういった仲間も何人もいるので、仲間と楽しませてもらえたら嬉しいと仰ってくださった。

 

自分の街のことを調べていて、豊橋について書いてくださったmarcoさん(id:garadanikki)のブログに出合い、そこを通じてえむこさんとも知り合った。そうして2015年に地方都市では上映の可能性のないマイナーな映画をどうしても見たくて、ならば自主上映会を開催してしまえ!と身の程知らずの大胆行動を起こしたときにも、えむこさんはお友達を誘って鑑賞に来てくださった。

 

その時も本当にありがたかったけれど、今回もまた早々と手をあげてくださり、たとえジモティーで引き取り手が見つかったとしても、見ず知らずの方に託すよりも、えむこさんが引き取ってくださったらどんなに嬉しいか知れない。

 

そんなわけで、今日えむこさんが着物を引き取りに我が家を訪ねてくださった。ほぼ8年ぶりの再会に、私は夢中になっておしゃべりしてしまった。楽しい時間はあっという間で、母と私の何枚かの着物や「ゆめゆかた」の余りぎれなどをお持ちいただいた。

 

おまけに、調子に乗って「パッチワークをなさるお友達はいらっしゃいませんか」と、半世紀近い昔々の、自分や子供たちの服を縫った端切れまでお持ちいただいてしまった。いつか時間の余裕ができたらパッチワークをしたいと思い、5センチとか10センチに切りそろえた布と一緒に、昔の通販の真っ赤な段ボール箱(今やこの箱も骨董品級)に入れていたものだ。

 

神奈川から津軽の婚家へ、そして弘前、やがて豊橋豊橋でも3か所を移動している)と、何度もの転居にも後生大事に持って引っ越した。かつての私は、母にも「〇〇は物持ちがいいねえ」と感心されるほど、モノが手放せない人間だった。

 

そんな、自分にとっては様々な思いのあるものだけれど、だからと言ってすっかりえむこさんのご厚意に甘えてしまって申し訳ない。でも、えむこさんやそのご友人たちによって、それらがまた新しい姿を与えられて持ち主のお役に立つことができたら、こんなに嬉しいことはない。

 

またえむこさんに遅れることわずかに2時間ほどで、着物のお好きなmosgreenさん(id:mosgreen3111)からも非表示コメントで、ジモティーでダメだったときは着払いで引き取るのでぜひとお申し出いただいた。

 

すでにえむこさんと連絡して引き取っていただくことになっていたので、その旨お知らせすると、「着物の行先が見つかって、安心しました。 それにしても、今回、ブログで繋がることの心地よさに触れた気がしました」とのお返事をいただいた。

 

ネットの大海原は玉石混交で、匿名の悪意も飛び交うけれど、うまく使えば本当に便利で楽しいものだ。私とえむこさんも、同じ豊橋に暮らしていても、ネットがなかったらおそらくお互いにその存在を知ることもなく終わっていたことだろう。まして遠く離れたmarcoさんやmosgreenさんにおいてをや、である。感謝!

 

 

えむこさんのお持ちくださった品々。目下コーヒーの飲めない私のために美味しそうな紅茶や、ふわっふわのシフォンケーキと大きくて真っ赤な苺!