あとは野となれ山となれ

たいせつなものは目に見えないんだよ

どなたかを見習って?

毎年恒例、7月最初の土曜日は社会を明るくする運動の講演会だ。いつもは定員80人ほどの校区市民館集会室が会場だが、今年はこの校区が40周年ということもあり、会場が小学校の体育館になった。そして講師は現市長だ。40周年記念とは言え、今まで何の行事でも一切この校区に顔を出したことのなかった市長が、選挙の年には来るのか・・・と思った。

 

9時半の開始で、10時過ぎまで約40分間、早口で自分のしゃべりたいことをまくしたて、聞いていれば豊橋市の未来はバラ色のように感じる。

 

けれども現実は、近くの小さな公園の東屋は土台が腐食しているということでもう1年以上も立入禁止のまま。日本語教室をしている建物のある緑地公園は池にかかる橋が、これも腐食しているということで長いこと使用禁止でトラロープが張られたままだ。街に出かければシャッターを下ろす店は増え、街中でも草が伸び放題になっていて、なんだか寂れる一方のような印象を受ける。

 

市にはお金がないんだなあと感じることが多く、こんな状態の中、建設すれば毎年赤字を生む新アリーナなど造って大丈夫かと思う。聞きたいことはたくさんあったのに、自分の言いたいことばかり話して、終わると「市長は次の公務がありますので・・・」ということで、そそくさと退席してしまった。

 

今日は午後から神宮外苑の再開発などに疑問の声を上げいらっしゃるロッシェル・カップさんの講演会もあり、それにも参加申し込みをしているので忙しい。午前中は木を伐採し公園を潰して新アリーナを建てたい市長の話、午後はそれとは対照的な考え方の方の話と、面白い取り合わせの日になった。

 

都知事選は今日が最終日ですね。落選運動は投票日当日もOKだそうです。