『虎に翼』は舞台が新潟に移り、再び岡田将生さんが登場するようになって嬉しい。美しいうえに演技が達者で、天は与える人には二物も三物も与えたもうようだ。
このドラマの星航一という人は、ちょっと癖があって好人物なのかどうかいま一つつかみにくい。服装は結構ピシッと決まっているけれど、前髪はうっとうしく垂れているし、パサついていて幾筋か白いものが混ざっている。
美しい岡田君が登場するだけで嬉しいけれど、毎度どうしてもすだれのような前髪が気になってしまう。近頃の「イケメン」とか言われる俳優さんはほとんどこうした目に入ってしまいそうな前髪をしているが、この星航一さんの場合はそうしたお洒落目的ではなかろうから、身なりに頓着しない人物ということを表しているのだろうか。その割には後ろ髪はスッキリしているし、背広の方もきちんとしているようで、今のところ私は悩んでいる。今後この謎が解明されるような展開があるのだろうか(涼子さまとの関係も気になるところではあるが・・・)。
岡田将生くんと言えば、2018年のNHK『昭和元禄落語心中』が最も印象に残っている。あの作品では平田満さんが落語の師匠役だった。今回は御父上。子供の頃から足が悪くて内向的、劇中で落語を語る(しかも名人なのだ)場面もたくさんある難しい役だった。
シリアスからコメディまでなんでもこなせる素晴らしい役者さん。どんなふうに年を重ねていくかも含め、今後の活躍がますます楽しみだ。『虎に翼』では、あの「不思議ちゃん」ぶりで寅子とどんな夫婦模様を描いていくのだろう。

『昭和元禄落語心中』終盤の岡田さん。 (NHKオンデマンドのサイトより)