うちの自治会のお祭りには福引がある。早く片付いたほうが係の人も安心だろうと思い、10時過ぎに引換券を持って集会所に出かけた。
自慢じゃないがくじ運は非常に悪いので、期待もなく箱に手を入れ取り出した三角くじを開くと「3」と書かれている。「3ですって」と言うと「えっ!3って何かいいものだよ」と係の人が仰る。後ろの景品の所から持って来てくれたのはのし紙の貼られた小さな箱、商品券だった。
家に戻って開いてみると3000円分のギフトカードが入っていた。何年か前には、この福引で1等(1万円分のギフトカード)を引き当てたこともあった。街の商店街の福引など何本引いてもたいていハズレばかりなのだけれど、この自治会のお祭りの福引は、このところついている。
この団地に住むようになってから、初めの頃は、勤めていたし子供たちが高校生と大学生と大きかったのでほとんど付き合いをしなくて、福引の券をいただいても引きに行くのが気恥ずかしいし、どうせポケットティッシュ程度だろうと行かなかった。
何年かして初めての組長をした時に、当番でこの福引にも立ち会い、最下位の5等でもティッシュペーパーの5箱セットと馬鹿にしたものでもないのを知り、また組長をしたことでいくらかの人も覚え、それからは毎年福引には行くようになった。そうして20年近く、ほとんど5等かせいぜい4等という結果だった。
ところが、老人会を立ち上げてからの9年間で1等と3等を引き当てている。ほかのくじ運は相変わらずだが、この自治会の福引だけ私にしては運が良いのは、やはり民生委員を3期も務めたり、老人会の世話役も結成以来ずっとしているなど、地域に貢献しているのを神様が労ってくれているのだろうかという気がする。
でも、人知の及ばぬ大いなる力が見ていてくださるのなら、福引の高位を引き当てるより、毎朝祈っている「一日も早いウクライナ・ガザの平和」の方をかなえていただきたいものだ。

神武景気(1956年)の時の福引風景。ニワトリのひなを景品にしたり、千円札のつかみどりなどがあったとか。 (KYODO NEWSさんのサイトより)