あとは野となれ山となれ

たいせつなものは目に見えないんだよ

私の感傷旅行

今回の旅行は観光は二の次三の次で、目的は会いたい人に会うことだった。そして、予定以上の5人の人に会ってくることができ、大満足の旅になった。

 

東海道・東北の新幹線を乗り継ぎ、在来線に乗り換えて到着した弘前駅で出迎えてくれた公文の指導者仲間の二人。近くのホテルのティーラウンジで、りんごのタルトタタンとお茶のセットを味わいつつ31年ぶりのおしゃべりに興じる。この大変な時空の隔たりを意識しないで話せる関係が嬉しい。

 

夜は友人の一人と、江戸時代の蔵を改造した懐石料理のお店「なる海」さんで食事。雰囲気といいお料理といいとても素晴らしく、それ以上にまたおしゃべりも楽しく、幸せな時間を過ごす。

 

                        (画像はネット上の紹介ページから借用)

 

夜は津軽三味線のライブが聞ける居酒屋さんへ。以前住んでいた頃にあった「山唄」というお店を考えていたが残念なことにすでに廃業してしまっていたため、当時はなかった「杏」というお店に行く。郷土料理と津軽三味線を満喫。

 

宿泊したのは弘前城にほど近い、創業明治十二年という石場旅館。桜祭りやねぷた観光には絶好の場所だけれど、古い建物好きでもなければ、なかなか日本人には選ばれそうもない。苦労して設備を新しくしていらっしゃる様子はわかるけれど、風呂やトイレはタイムマシンで過去の時代に行ったよう。

 

けれどもその古さも、家庭的なおもてなしとともに外国人観光客には喜ばれているようで、宿のノートはほとんど外国人の書き込みで埋め尽くされていた(私が泊まった日も、2日とも他の宿泊客は外国人だった)。味わい深い古い建物を、なんとか守って欲しいものだと思う。

 

 

一日目はこうして終わった。

 

日本キリスト教団弘前教会。石場旅館はこの隣。