理事をしているNPO法人が、昨年スタートさせた放課後デイサービスが一周年を迎えたというので、理事長が利用者のダウン症らしい青年と連れ立って挨拶に来てくれた。
理事長はふっくらした人だったのにすっかりスマートになってしまっている。1年で7キロやせたと言う。NPO法人Mix up自体、コロナ禍中の立ち上げ以来苦労の連続だったのに、この1年でのこの変わりようは、いかに放課後デイが彼女にとって大変だったかを如実に物語る。何の力にもなれないことが悔しい。
それでも、インスタグラムほかネット上で見る「のよりんkupi」の子供たちの様子はとても楽しげで、こうした場所が一つでも増えたことを嬉しく思う。
せめてスタッフの問題だけでもなくなればかなり心労も減るだろうと思うのだけれど、なかなか安定的な状態は難しそうだ。問題の根っこには、こうした施設の人員配置や報酬の、国の基準の低さがあるように思う。
今朝のニュースでは、内閣の支持率が上昇したとか言っていた。何を評価しての上昇なのか、私にはさっぱりわからない。私たちは十分税金を負担していると思うのに、その税金がおかしなところにばかり流れ込んでいってしまうため、本当に世の中に必要な大切な仕事をしている人たちが報われない。
こんな状態に人々が目覚め、ちゃんと腹を立てて投票に行かない限り、政治家や一部の企業ばかりが太っていく。民主制度ではどんな権力者も金持ちも一票しか持つことはできず、幸いなことに庶民は数の上では圧倒的に金持ちや権力者より多いのに、どうして選挙の結果が現状のようになってしまうのか・・・。多くの庶民の方々は、腹立たしくはないのだろうか。