あとは野となれ山となれ

たいせつなものは目に見えないんだよ

映画の続編か『花のたましい』朱川湊人著

4月25日に公開された映画『花まんま』の続編らしい。小説『花まんま』はもう20年も前に出版され、133回の直木賞を受賞した朱川湊人さんの短編集。私自身は映画も見ていないしその受賞作も読んでいないが、結構好きな朱川さんの美しい新作が生涯学習センター図書室の新刊コーナーにあったので、迷わず手に取った。

 

今年の3月30日の出版だが、まさに今の季節にピッタリの美しいサツキ(これはツツジでなくサツキだと思う)の装丁。

 

『花まんま』も短編集とのことだが、本作もちょっと不思議な4つの物語が集められている。

「花のたましい」

・・・見えない明日を懸命に生きる駒子と智美。はかなくも美しい友情の行く末。

「百舌鳥乃宮十六夜詣」

・・・幼少期の摩訶不思議な体験を、昭和の世相に重ねて描くノスタルジック・ホラー。

「アネキ台風」

・・・こわれかけた家族をパワー全開で再生しようとする、肝っ玉アネキの奮闘記。

「初恋忌」

・・・人生の終わりを予感した男の身に起こる、小さな奇跡。感涙必至の好篇。

(カバーそでの紹介文)

 

「美しい友情」とか「感涙必至」とか出版社の安っぽい表現はちょっと残念だけれど、どれも安楽とは言えない人生を誠実に生きる人たち(なかには人間ではないものもいるが)を描いて胸を突く。なかでも表題作の「花のたましい」の智美が心に残る。できることなら、こんな風にひっそりと善意に生きたいものだと思う。

 

朱川さんはホラー作品で世に出たようだが心温まる作品も少なくなく、過去に何回かブログで取り上げている。

yonnbaba.hatenablog.com

 

yonnbaba.hatenablog.com

 

あと、アンソロジーの一編だけれど・・・

yonnbaba.hatenablog.com

 

 

今日で5月も上旬が終わろうとしているけれど、まだ私の足元は冷えている。ストーブをつけたり、小さなホットカーペットのお世話になったりもしている。いつもならこの時期素足にサンダルで、そろそろペディキュアをしなくちゃという頃だと思うのだが・・・。

 

午前中は民生委員の地区の例会だった。地域の中学校の体育祭でもあるので、今回はいつもより30分早く会議を始めた。私は体調もすぐれず中学校に参加の連絡をしそびれていたので、体育祭は失礼させてもらいまっすぐ帰宅。午後から雨になったので、慌ただしいプログラムになったことだろう。

 

今年の5月はこんなパッとしない感じで過ぎてしまうのだろうか。