今日は団地の一斉清掃だった。朝そとに出て担当の場所を掃いていると、隣の組のヒジャブをかぶった女性(ヒジャブを被っているのだから当然女性なのだけれど)が私のそばにやって来て、「元気になりましたか」と仰る。「はい、お陰様でなんとか・・・」と答えると、「良かった!心配で神に祈ってました」とにっこり嬉しそうな笑顔をみせられた。日本中の人がこういう経験をすることができたらなあと思う。
私の団地では、一つの階段を共有する世帯が一つの組を作ることになっている。5階建ての棟はひと組が10世帯、4階建ての棟ではひと組8世帯だ。私の棟は4階建てなので8世帯が同じ組になるが、一軒は空き部屋なので7世帯になる。
私の組は今日は2人欠席だったので5人で掃除をしたのだが、そのうち3人は外国の人(三十代、四十代の男性でそれぞれ2人~4人のお子さんがいる)。日本人は私と私の上に住む90歳になる女性の2人だった。なんだか今の日本社会を象徴しているような状態だと感じた。
自治会の役員なども、子供会とか体育委員とかの若い人にやってもらいたい役目は、外国の人を除いていたら成り立たない。自治会の運営自体も難しくなっている時代だけれど、やはりこの会があるからこそまとまっている面は確実にある。
自治会も老人会も解散してしまえば、役員のなり手を探す煩わしさなどきれいになくなってしまうわけだが、お互い名前も知らず、ただ同じ建物に暮らすだけの味気ない関係になってしまいそうだ。それが好みだという人もいるだろうが、私は寂しい気がする。
今回のように突然事故で入院することになった時も、だからこそ役目の引継ぎ等で次男を大変煩わせた面もあるが、たくさんの人が私を心配してくれて、今日のように知らない人までが話しかけてくれて、思いがけない交流も生まれる。長いこと家を空けていても、ご近所さんが私の不在を意識してくれている安心感がある。
まあ何事も良いことと悪いことが100とゼロということはないので、どちらを選ぶのかはそれぞれで、私の団地の自治会も今頑張っている役員の人たちが引退すれば、解散しようねということになるかもしれない。老人会も近頃メンバーは減るばかりで、次世代も育成できていないが、できる限り続けていこうと思っている。

日本人は高齢化。そうして貴重な若い人たちは、今の社会じゃ子供は産んでられないっていうか結婚もできないのよね。