あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

2021-07-18から1日間の記事一覧

大和撫子と男装の麗人と激動の満州『俳風三麗花 草の花』三田完著

このところ敗戦時のソ連軍の登場する読書が続く。承知して読んだのは井上ひさし氏の『一週間』のみで、あとは偶然だっただけに、ちょっと因縁めいたものを感じる。 今回の作品も、ただ宇野亜喜良さんの装丁と、昭和初期という時代設定で美しい文章であること…