あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

もうどうにも止まらない『消滅』恩田陸著

今日は筋トレもウオーキングもさぼってしまい、いつもなら夜は読書をしないことにしているのだけれどそれも破って、山本リンダさん(若い人は知らないだろうな)じゃないけれど、もうどうにも止まらない~♪という状態だった。523ページの分厚い本を一気読み…

別れた人からの贈り物は捨てる派?

明日は天皇誕生日、じゃなくてみどりの日、じゃなくて昭和の日。ゴールデンウィークの幕開けだが、昨年同様コロナ禍真っ最中ゆえ、報道も遊べ遊べと煽ることもできず複雑そうな世の中だ。が、私は相変わらずの365連休中の1日に過ぎない。 10本ほど出ている…

オオタトオルさん、次の著作を待ってます!

『草葉の陰で見つけたもの』という、著者二十歳(はたち)の時の作品を読んだ。工業高校を出て勤めた会社を辞め、初めて書いたこの作品で、いきなり小説宝石新人賞を受賞したという作品だそうだ。 受賞作である表題作と、『電子、呼ぶ声』という2つの作品を…

1割引きの感謝デーと時間の感じ方の考察

今日は6の付く日で、私の利用するスーパーの1割引きの感謝デーで、まとめ買いに出かけた。6の付く日だから月に3回やってくるわけだが、これが実に速く感じる。間に10日もあるとはとても思えない速さでめぐってくる。 子供の時の1年は長い。それが中学校…

意外な展開『ア・ハッピーファミリー』黒野伸一著

いかにも幸せそうな題名、明るい装丁、そして冒頭ののどかな描写で、すっかりほのぼのしたお話だと思って借りた。 そうしたら、思いがけない展開を見せた。ある一つの家庭の話だ。祖母と、その祖母がいまだに溺愛しているのであろう父親と、その男の若き日の…

トルコのお茶で一服

日本語学校の生徒さんだった女性が、お連れ合いの転勤で転居する際にくださったトルコのお茶。せっかくだから話の種に、孫たちが来た時に開けようととっておいた。ところが受験で来られないと言っているうちにコロナ騒ぎになってしまい、いつになれば帰省で…

シュンギクの花やらナンジャモンジャの花

町内のお金を入金するため、朝一番に近くの金融機関に出かけた。途中にナマズ池の公園があるので、公園を通過して行く。水仙や桜が終わって、次の花たちが咲いている。 これはナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)の花だろうか。 隣の木の新芽の赤い葉とのコン…

一人では契約できなくなる・・・

インターネットプロバイダー変更の訪問営業を受けた。少し前にもこうした内容の営業電話を受け、説明を聞いてすっかりその気になったのに、結局この建物がそのサービスの対象外でダメになったこともあって、話を聞いてみた。 感じの良い営業さんだったので、…

第2回はグダグダ

先日ヒロインの生理の大変さを正面から描いていて良かったと書いたドラマ、第2回を見たら、まるで別のドラマのようになっていた。B級なりにまとまりよく良い作品だったのが、一気にC級のおこちゃま作品かと思えるものになってしまった。おまけに水野美紀…

どうりで似ているわけだ!

『70才、初めて産みますセブンティウイザン。』を見ている。 65歳の夫は、会社を定年退職した日、部下からもらった花束を手に帰宅すると、70歳(その時はまだ69歳)の妻から妊娠を告げられる。妻は「私、産みます!」と言う。それから合計135歳のカップルは…

なんでもないけどお赤飯

特に慶事があるわけでもないが、もち米があり、小豆もあるので赤飯を炊いてみた。 ずいぶん久しぶりだ。青森の婚家にいたころは、毎月旧暦の十日(だったかな?)には、赤飯を炊いて敷地内に祀っている稲荷様の祠に上げていた。姑も亡くなり住む人のいなくな…

フラワーデモどうだったかな?

Twitterなどで告知した通り、今日は豊橋駅前でフラワーデモ@豊橋のサイレントスタンディングが行われた、はずだ。 と言うのも、第二日曜日に当たってしまった今回、私は老人会の例会のほうが抜けられないので欠席。ネット関係の発信を中心に行ってくれてい…

落語の楽しみと師弟愛『芝浜謎噺』愛川晶著

「神田紅梅亭寄席物帳」という副題の作品で、この前に『道具屋殺人事件』という作品があることを、読んでから知った。けれども、いきなりこの作品からでも十分楽しい。 主人公は、寿笑亭福の助という二つ目の落語家とその妻亮子。福の助の現在の師匠は寿笑亭…

またしてもウッカリで「1」がゼロに

用件3つの日と2つの日を何とか乗り越え、ほっとした気持ちがあったのだろう。うっかり今日の見守り当番を忘れてしまった。 いつもは当番の週になると、初日に月曜から金曜まで繰り返しのアラームをセットするのだけれど、今週は新学期の第一週ということで…

3か月ぶりの日本語教室

1月の半ばから、二回目の緊急事態宣言で日本語教室はお休みということになってしまった。2か月半の休講だったが、やっと今日から新年度の教室がスタートした。 休みに入る前でも、来てくれる生徒さんは1人ということが多かったので、3か月ぶりの教室に果…

トリプルお仕事、緊張してこなす

昨年からコロナのお陰で主だった行事が軒並み中止になり、手帳に予定が書きこまれることもめっきり減った。そんな中で、今日は珍しく3つのことが重なった。 まず10時から民生委員の定例会。そして小学校の入学式の今日(本来なら式に参列するのだがコロナで…

1958年の切手!?

ペシャワール会から会報が届いたのだけれど、その封筒に珍しい切手が貼られていた。長崎の出島を描いた80円の切手と、ゴールのテープを切る瞬間の陸上選手を描いた「第3回アジア競技大会記念」という14円の切手だ。 これはおそらく会員から寄付された切手だ…

人のレジでも非接触の時代

今朝は起きるといきなりドンっと来てびっくりした。豊橋は震度2とのことだが、時間こそ短かったものの、それ以上に感じた。「すわっ、東南海地震?!」と、心臓が打ち身構えたが、それきり静まり事なきを得た。やれやれ。 さて、またしてもうっかりして、先…

朝から落ち込む我がウッカリ!『成熟脳』に励まされるも・・・

第一日曜日の今朝は町内の清掃日だった。そのあと今日は昨年から加わっているNPO法人の集まりがある。通知が来た時から、この日の午前中は忙しいなと思いながら出席の返事をし、足のない私のために理事長が途中のポイントでピックアップしてくれることも決ま…

わけあり絵師とサバの縁を知る『鯖猫長屋ふしぎ草紙』田牧大和著

以前女性作家の時代小説アンソロジーで出合い、気になっていた田牧大和さんの「鯖猫長屋シリーズ」、その始まりとなる巻をやっと読んだ。 hikikomoriobaba.hatenadiary.com 縄張り外の野良猫を寄せ付けない堂々たるボスぶりばかりか、祭りの日に永代橋が落ち…

江戸市井に生きる女と男『芥火』乙川優三郎著

私の乙川作品は現代ものから始まったと言えるが、元々は時代小説で頭角を現した方である。その時代小説で、時代小説大賞・山本周五郎賞・直木賞を次々と獲得したあとの、2003年から2004年頃に「小説現代」に掲載された作品を集めた短編集だ。 身寄りのないか…