あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

誘われて喫茶店のモーニングへ

昨夜”言い出しっぺ”からLINEが入り、明日喫茶店のモーニングに行くんだけど、一緒にどうですかというお誘い。何も予定は入っていないし、同行することにした。

 

開店にちょうど間に合うようにと、朝8時15分にピックアップしてもらい、いつも”言い出しっぺ”が作品展に使うギャラリー喫茶田園に。5時過ぎに起きていつも通りトーストの朝食をとった私は、普段ならお茶の時間なので、ホットケーキセットにする。

 

早く行ったお陰で駐車場もまだ空いていたけれど、そのうちどんどんお客さんが来て店内は満席に。私は人に誘われたときくらいで、しかも昔からの友人は皆同じようなタイプが多いのでめったに声がかかることもなく、朝の喫茶店に行くことなど1年に何回あるだろうという感じだが、世の方々(主に高齢者)は朝から活発にお出かけのようだ。

 

”言い出しっぺ”は今年も何か作品展を考えているようだけれど、どうやら新しい表現方法を模索しているらしい。スタンディングの仲間なども加えて、さまざまな手法での発表を提案するが、私を巻き込もうとするのはやめてほしい。私は「表現したいもの」を持たない人間なのだ。創造は苦手だ。

 

ここ何年も、身辺のモノを減らすことを心掛けているが、同時にモノを作り出すことも避けている。絵画や洋裁・編み物・手芸などすべて。かつて知人に熱心に誘われて短歌のサークルに入った。短歌はパソコンに記録すればモノは生じないが、定期的に冊子ができてくるし、作品展などには色紙に書いたり額装したりして出品するので、戻ってくると困った。

 

それでも表現したいものが内心からあふれ出てくるのであれば致し方ないが、私はそういう衝動がおよそない。短歌も例会が近づくたびに苦しんで作っていたし、このブログは数少ない私の楽しみの一つではあるが、それでも結構書くことを探すことも少なくない。楽しみを義務や苦しみにしないため、書くことのない日は躊躇せず休むようにしたい。

 

だから”言い出しっぺ”のようにまだ仕事もしていて忙しい人が、折々に新たな作品を作り出してでも、展覧会をしたくなるという創作欲のある人に感心する。私は近くにいて応援し鑑賞する人をするから、作る側に巻き込もうとはしないでもらいたい。

 

 

ギャラリーではこの方の作品展が開催されていた。蝶と鮎がテーマだった。ご本人が会場にいらしたが、80代(女性)とお見受けした。