あとは野となれ山となれ

たいせつなものは目に見えないんだよ

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

腐った国に住む悲しみ

録画しておいた『今ここにある危機とぼくの好感度について』の最終回を視聴した。そして、このところ長く自分の中に漂っているモヤモヤとした重い気分の原因をはっきりと悟った。 個人的な喜びで時折いくらか回復しても、すぐにまた気持ちがふさいでしまう。…

ゴミゼロ清掃は今年も中止

5月の最終日曜日は毎年ゴミゼロ清掃日ということになっている。語呂合わせで5・3・0、つまり5月30日が本来のその日だけれど、市内のたいていの自治会・町内会で、最終の日曜日に行っていると思う。 豊橋市は530運動発祥の地として、Wikipediaにも記…

怠け心をなんとかしたい

そろそろ取り掛からなければいけない助成金申請の書類があるのだけれど、明日こそ、明日こそと、一日延ばしにしている。そういう自分がとても嫌なのだが、どうも取り掛かることができないでいる。やり始めればどうということもなく進むと思うのだけれども。 …

押しつぶされる者たちの叫び『東京ホロウアウト』福田和代著

コロナの影響を受けず、予定通り昨年東京オリンピックが開催されていたら、どんな読書になったのだろう。物語は2020年、オリンピックの開会式まで10日を切った東京で、ある新聞社に1本の電話が入ることから始まる。 電話の声は、「開会式の日、都内を走るト…

ソネングラスがやってきた!

去年どなたかのブログで見かけ、明かりの好きな私はすぐ魅了され、関連サイトを探して購入しようとしたのだけれど、なぜか、いや多分、思ったよりよい値段だったためひるんだのだと思うが、最後のクリックをすることができず、そしてそれきり忘れてしまって…

寄る年波にトホホ

先日草取り中にオットットと転がったとき、どうやら左足のすねをそばにあった植木鉢のふちにぶつけたらしい。いともたやすくバランスを崩して転んでしまったことがショックで、その時にはまるで気づかなかったし、さして強く打ったわけでもないと思うが、結…

健気な幼稚園児と優しい大人たち『コタローは一人暮らし』

そろそろ後半に入りつつある今期のドラマを語るなら、思わぬ掘り出し物の小品『コタローは一人暮らし』に触れないわけにはいかない。 舞台は、二階建て各階3室のさびれた小さな「アパートの清水」。売れない漫画家狩野進(横山裕)の隣の部屋に、訳あり5歳…

ワクチン接種予約

雨が続いている間に、庭はすっかり草ぼうぼう。日が陰っている間だけと決めて、草取りに出た。45リットルのゴミ袋にぎゅうぎゅう一杯。ちょうど1時間くらいだった。途中、体のバランスを崩して草の中に転がった。年々こういう「オットット」が増える。筋ト…

運動会は中止です

緊急事態宣言下でなければ、今日は地域の小学校の運動会だった。「緊急事態宣言下であってもオリンピックは開催する」などとIOCのコーツ氏が宣言したそうだが、こうして中止にした子供たちにはどう説明するのだろう。もちろん、中止になってほっと胸をなでお…

映らなくなったテレビを直す

実は火曜日に、録画した『イチケイのカラス』を見ようとしたところ、録画データの中になかった。録画の操作をした記憶は確かにあるのだけれど、最後の一押しを忘れるなどのミスがあったのだろうか。またしても衰え行く脳細胞の仕業かと悲しくなった。 ところ…

私の、あなたの、物語かも知れない『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』辻村深月著

幼馴染の二人の女性の物語。一人はおとなしく引っ込み思案な望月チエミ。もう一人はなんとなく周りとの違いを感じている神宮司みずほ。みずほは神経質で教育熱心な母親のもとで育ち、子供の頃、家が近くて仲良しだったチエミの家庭が親子非常に仲が良く、と…

入間みちおの「閑話休題」

ドラマ『イチケイのカラス』を楽しく見ている。今週の第7話は、主人公入間みちお(竹野内豊)が弁護士をやめ裁判官を目指すきっかけになった、12年前の事件の真相に迫る重要な回だった。 冤罪で収監され獄中で自死した被告の遺族が再審請求し、主人公たちの…

なぜこうも愛おしい『麦本三歩の好きなもの 第二集』住野よる著

「常識人ぶってる方がやべー奴なのだ」主人公の三歩、図書館勤務25歳女性、の心の中のつぶやきだ。だいたい私はこんな言葉遣いをする女性は嫌いだ。そしてこれに限らず、本書はこのような軽いノリの今どきの表現に満ちている。そういう文章を書く作家が好き…

素敵な弘前紀行

オヤコフンさん(id:massneko)が、4月30日を皮切りに、半月以上にわたってこの春訪れた弘前の紹介をしてくださっている。 オヤコフンさんが行かれたのは4月16日だそうなので、例年だと弘前の桜はまだまだの時期(たいてい見ごろはゴールデンウイーク)なの…

ぽっかり・・・

結局4泊して次男は名古屋へ帰っていった。これだけ泊まったのは、家を出てから初めてのことだ。長い時間を一緒に過ごした分、いなくなった空白の大きさ深さはひとしお。 車で墓参に連れて行ってくれ、玄関ドアがキイキイと不快な音を立てていたのを、ホーム…

少し間が空きましたが元気です

珍しく更新を3日間途切れさせてしまったけれど、元気にしている。真っ黒クロのブラック労働についに見切りをつけた次男が、1年半ぶりくらいにゆっくり帰省しているため、おしゃべりに忙しくしていた。今夜は、高校時代の友人が迎えに来てくれて二人で出か…

愛知県も緊急事態宣言下に

週明けの火曜日から愛知県にも緊急事態宣言が適用されるということで、早速小学校からは月曜日の見守り隊連絡会議の中止、中学校からは再来週の健全育成会総会の中止の連絡が来た。 国際交流協会からは、日本語教室を5月中は閉講するようにとの連絡があり、…

何で儲けるの?

結局使えなかったSoftBank Airの機器を返しに、またYモバイルの店舗に足を運んだ。今日は午前中は日本語教室だったし、午後には見守り当番もあったので、16時に予約していたのだけれど、先日の朝10時の時も今日の16時も、私が店舗にいる間、他のお客さんはゼ…

SoftBank Airに振り回された1日

先月中ごろ、感じの良い営業さんの訪問を受けてインターネットの乗り換えを考えた私だったが、結局電話確認の担当者に不信を抱き解約してしまった。確かに確認電話の時刻はいつでもいいとは言ったが、夜の9時過ぎというのは非常識ではないだろうか。そのう…

正しいことと親切なこと、選ぶなら親切なことを。映画『ワンダー』

ネットフリックスで映画『ワンダー 君は太陽』を見た。難病物はあからさまなお涙頂戴であることも多いので少々構えてしまったが、安っぽさに流れない気持ちの良い作品だった。評価の高さも頷ける。 遺伝子の突然変異のため、顔面の骨格が未発達で生まれてし…

みんな元気を出してね!の花火

地域の中学校から「打ち上げ花火のご案内」というのをいただいていた。今日の19時30分から、校庭で3分間の打ち上げとのこと。家の中でグルグル歩いているくらいならと、ウオーキングを兼ねて近くまで見に行ってみることにした。 「花火ワクチン大作戦」とい…

皐月のスタートなのに

昨日は風薫る爽やかな5月の初日だったというのに、昼でも薄暗い雨に雷鳴までとどろき、竜巻被害やさらに宮城県では震度5強の地震が起きるという大変なスタートとなった。 昨年のゴールデンウイークは初めての非常事態宣言に列島全体が縮みあがったようにな…

芸能・文化の力に酔う『仏果を得ず』三浦しおん著

高校時代、健(たける)は教師たちには「グレている」「要注意の生徒」と見られていた。その高校の修学旅行で、狭い国立文楽劇場の座席に縛り付けられるようにして鑑賞することになった文楽。前夜も大阪のホテルを抜けだし、仲間と遅くまで道頓堀界隈をぶら…